ニコン、無線LAN対応モデル「COOLPIX S610c」など4機種を発売

ニコンイメージングジャパンは、スタイリッシュなデザインで高機能なコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX(クールピクス) Sシリーズ」の新製品として、「COOLPIX S710」、「COOLPIX S610c」、「COOLPIX S610」、「COOLPIX S560」を発売する。発売予定日は全モデルとも8月29日。オープンプライスだが、推定市場価格は、S710とS610cが4万3,000円前後、S610が4万円前後、S560が3万5,000円前後。

4機種共通の機能として、顔認識AF/AE機能、笑顔を検出して自動撮影する「笑顔撮影モード」、シーン判別機能「おまかせシーンモード」を備える。おまかせシーンモードでは、ポートレート、夜景ポートレート、風景、夜景、逆光、クローズアップなど6種類を自動判別する。

「S710」は、「S700」の後継機種にあたり、有効画素数1450万画素CCDと、23万画素3型液晶モニタを約92.5(W)×57.5(H)×24(D)mmの小型ボディに搭載した。ボディにはステンレスを採用した。35mm判換算で、28～101mm相当の光学3.6倍ズームレンズを搭載する。

ブレ補正機能は、光学方式手ブレ補正VRのほかに、フル画素で最高ISO 12800までの高感度撮影(ISO 6400、ISO 12800は、3M以下に制限)、手ブレや被写体の動きを検知して、ISO感度を上げる「モーション検知」機能、最大10枚の連続撮影で、ブレの少ない画像を記録する「BSSベストショットセレクター」を備える。

主な仕様は、プログラム、シャッタースピード優先、絞り優先、マニュアルの4種類の露出モードや、最大12コマ/秒の高速連写モード(3M)を搭載。記録メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)で、内蔵メモリは約42MB。撮影可能枚数は約250枚(CIPA規格)。重量は約155g(本体のみ)。ボディカラは、アーバンブラックとディープレッドの2色。

「S610」は、「S600」の後継機種にあたり、「S610c」は「S610」に無線LAN通信機能を搭載したモデル。「S610」と「S610c」の基本性能はほぼ変わらず、有効画素数1000万画素のCCDを搭載する。35mm判換算28～112mm相当の光学4倍ズームレンズと約23万画素3型液晶モニターを搭載。また約0.7秒の世界最速起動時間を可能としている。ボディは高輝度アルミ素材を採用し、ヘアーライン処理がされる。

ブレ補正機能は、光学方式手ブレ補正(VR)のほかに、最高ISO 3200までの高感度撮影、手ブレや被写体の動きを検知して、ISO感度を上げる「モーション検知」機能、最大10枚の連続撮影で、ブレの少ない画像を記録する「BSS(ベストショットセレクター)」を備える。

「S610c」は、無線LAN通信機能を搭載するモデル。IEEE 802.11b/g規格に準拠しており、公衆無線LANアクセスポイントや自宅の無線LANを経由し、ワイヤレスでインターネットに接続。ニコンの画像保存・共有サイト「my Picturetown」への画像の送信や公開、指定アドレスへの直接送信ができる。またWPS(Wi-Fi Protected Setup)準拠により、無線LANのセットアップも容易になった。「my Picturetown」は、無線LANに対応したデジタルカメラから直接写真をアップロードできるなど、インターネットや携帯電話から写真を楽しめる環境を提供するサイト。

サイズは、「S610」が約94(W)×57(H)×22.5(D)mm(突起部除く)、重量は約125g(本体のみ)。ボディカラーは、シルバー、オーシャンブラック、レッド。「S610c」が、約96.5(W)×57(H)×22.5(D)mm(突起部除く)、重量は約130g(本体のみ)。ボディカラーは、シルバーのみ。

「S560」は、「S550」の後継機種にあたり、有効画素数1000万画素のCCDと35mm判換算34.8～174mm相当の光学5倍ズームレンズ、約23万画素2.7型液晶モニターを搭載。イメージセンサー式手ブレ補正機能と最高ISO 3200の高感度撮影でブレを防ぐ。撮影後にメッセージで目がつぶっていたことを警告する「目つぶり検出設定」を備える。記録メディアSDはカード(SDHC対応)、内蔵メモリーは約44MB。撮影可能枚数は約160枚(CIPA規格)。サイズは、約93(W)×54.5(H)×23.5(D)mm(突起部除く)、重量は約130g(本体のみ)。ボディカラーはシルバーとピンク。