ニコンイメージングジャパンは、シフト機能、ティルト機構を搭載した一眼レフカメラ用レンズの「PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED」、および「PC-E Micro NIKKOR 85mm F2.8D」を発売する。発売日はPC-E 45mmが7月18日、PC-E 85mmが8月を予定している。価格はともに30万円。

PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED

PC-E Micro NIKKOR 85mm F2.8D

PC-E NIKKORレンズシリーズは、撮影レンズの光軸と撮像面の関係を変えるシフト機能、ティルト機構を搭載し、いわゆる「アオリ撮影」が可能。さらに、電磁絞り機構を搭載し、「D3」「D700」「D300」などの一眼レフカメラでは自動絞りが使用できる。なお、「PC」は、"Perspective Control"の略。

PC-E 45mmは標準系レンズ、PC-E 85mmは中望遠系レンズの画角を持ち、2008年2月に発売された「PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED」と合わせ、3本のPC-E NIKKORレンズがそろったことになる。

今回のPC-E 45mmとPC-E 85mmは、いずれも最大撮影倍率0.5倍の近接撮影が可能。逆光などでゴーストやフレアーを効果的に低減するレンズコーティングを採用している。また鮮明な画像を提供するEDレンズを搭載(PC-E 45mm)。また、円に近いきれいなボケが得られる9枚羽根の円形絞りを採用している。