「レイヤ」で画像を重ねる

レイヤは、画像ファイルの中に透明フィルムのような階層(レイヤ/レイヤー)をもたせる機能です。この機能を使うと、特定のレイヤだけを編集したり、順番を入れ替えて重なり順を変えたりすることできます。また、レイヤを半透明にする「不透明度」、レイヤ間で色の重なり方を指定する「ブレンドモード」などの機能も用意されています。

ここでは、別の画像をレイヤとして読み込み、ブレンドモードと不透明度を使って加工する方法を紹介しましょう。サンプルは、海の画像と、グラデーション画像の2枚です。海の画像をベースに、グラデーションの画像を読み込んでレイヤとして重ねます。

海の画像

グラデーションの画像

海の画像を開き、[レイヤ]メニューから[ファイルからインポート]を選択します。[ファイルを開く]ダイアログで、読み込みたいファイルを選択して[開く]ボタンをクリックすると、選択したファイルが新規レイヤとして読み込まれます。

[レイヤ]メニューから[ファイルからインポート]を選択します

読み込むファイルを選択します

グラデーションの画像がレイヤとして読み込まれた状態

上に重ねたグラデーション画像のブレンドモードと不透明度を変更しましょう。レイヤパレットで、グラデーション画像のレイヤをダブルクリックします。すると、[レイヤのプロパティ]ダイアログが開くので、「ブレンドモード」から「オーバーレイ」を選びます。さらに不透明度のボックスに「70」と入力して半透明にし、[OK]ボタンをクリックします。これで、グラデーションが海の画像に溶け込み、黄昏時のような雰囲気になります。

[レイヤ]パレットでレイヤをダブルクリックします

[レイヤのプロパティ]ダイアログで設定を変更します

ブレンドモードと不透明度を変更した結果