オーディオテクニカは25日、ノイズキャンセリングヘッドホン「ATH-ANC3」を発表した。発売は2月22日を予定しており、価格はオープン。市場価格は1万2,800円前後と予想される。

高いノイズキャンセリング能力と遮音性を持つ、インナーイヤーヘッドホン「ATH-ANC3」。ブラックとホワイトがラインナップされる

ATH-ANC3は、密閉型インナーイヤーヘッドホンにノイズキャンセリング機構を組み込んだ製品。写真を見るとわかるように、同社のインナーイヤーヘッドホン「ATH-CKM50」をベースにしたモデルで、使用されているドライバーユニットも12.5mmの大口径。ただし、ノイズキャンセリング効果を高めるためにハウジング内部の形状が変更されているうえ、集音のためのマイクも装備されていることから、実際のサウンドは、ATH-CKM50とはいくぶん違ったものになっているとのことだ。

専用設計されたアクティブノイズキャンセリング機構により、ノイズキャンセルレベルは最大-22dB。環境ノイズを85%以上低減させるほか、密閉型インナーイヤー構造による遮音効果も期待できる。

電池ボックス兼コントロールボックスには、クリップが搭載されており、携帯時にも邪魔になりにくい。また、コントロールボックスには、外部の音を聞くためのモニタースイッチも装備されている。電源は単4電池×1で、最大で約50時間の連続駆動が可能だ。 コードは約1mの両出しタイプとなっており、さらに0.5mの延長ケーブルが付属する。イヤーピースはS/M/Lの3種類が付属する。ATH-CKM50と共通なので、交換用にはER-CK50が使用可能だ。航空機用の変換プラグアダプターとこれらを収納するためのキャリングケースも付属する。

再生周波数帯域 15~22,000Hz
出力音圧レベル 104dB
インピーダンス ノイズキャンセリング使用時:90Ω/不使用時:16Ω
質量(電池別/コード含む) 約25g