グリーンハウスは、USB接続タイプの充電器「GH-BTU-341」(1本充電用)「GH-BTU-342」(2本充電用)を発表した。発売は1月下旬を予定しており、価格はオープン。推定市場価格はGH-BTU-341が980円前後、GH-BTU-342が1,280円前後。なお、製品には充電池自体は含まれない。

USBからの電源で単3/単4のNi-MH/Ni-Cdバッテリーをチャージできる、「GH-BTU-341」(1本用)

2本同時に充電が可能な「GH-BTU-342」

GH-BTU-341/342は、単3/単4のNi-MH/Ni-Cd電池用の充電器。USBポートを電源として利用するタイプで、ACからの充電はサポートされない。

特徴となっているのが、本体にA型のUSBコネクタを装備していることで、ケーブルなどを使わずに、そのままPCなどのUSBポートに接続して充電を行うことが可能だ。

充電に要する時間は、2000mAhの単3形Ni-MHの場合、1本で480分、2本で720分と、かなり長い。例えば、eneloopをリリースする三洋電機の「KBC-E1S」(USBタイプの充電器)の場合、1本で140分、2本で280分で充電が完了する。同社によると、「KBC-E1Sでは、急速充電のための機構を組み込んでいるのでしょう。GH-BTU-341/342には、急速充電のための機構は組み込まれていませんが、その分低価格化を図っています」とのことだ。ただ、KBC-E1Sの2本で4時間20分という充電時間でも、倍速充電機能を装備したACタイプの充電器に比べると大幅に長い。USBタイプの充電器は、メインの充電器というよりも、継ぎ足し充電が可能なNi-MHバッテリーのメリットを活かしたサブの充電器として使うユーザーが多いのではないだろうか。GH-BTU-341/342には、そのような使い方をする際に役立つ、電池の残量をチェックするインジケーターも搭載されている。

また、KBC-E1Sは単3形のeneloop専用であるのに対し、GH-BTU-341/342は、単3形/単4形の電池の充電が可能だ。外に持ち出して使う機器では、デジタルオーディオプレーヤーや、ICレコーダーのように単4形電池を電源とするものが多い。それらのための充電器としては、手軽に使えるモデルだといえるだろう。

なお、単4電池の充電時間は、1本で約300分、2本で約320分となっている。