ASUSTeK Computerは18日、すでに台湾や北米などで販売を開始している格安ノートPC「Eee PC」について、日本市場での発売が決定したと発表した。性能は控えめながら、Intel製CPU、無線LAN、SSDなどを備えるフル機能のノートPCになっており、市場全体への影響も出てきそうだ。

「Eee PC」の海外発売モデル

今年のCOMPUTEX TAIPEIで発表され、大きな話題となった「Eee PC」の特徴は、何と言っても「激安」とも言えるその価格だ。当初の「199ドル」という価格よりは少し高くなっているが、Amazon.comを見てみると、SSD 4GBモデルが400ドル程度、8GBモデルが500ドル程度で販売されていることが分かる。

格安PCとは思えない質感がある

日本発売モデルの仕様は未定とのことだが、OSはWindows XPの搭載を検討しているという。発売は2008年2月上旬を予定しており、価格はオープン(予想実売価格は5万円前後)。

Eee PCは格安PCではあるが、決して「単に安いだけのPC」ではない点に注目だ。特にSSD(Solid State Drive)の採用は、耐衝撃性の向上に貢献。また、しっかり無線LAN(IEEE 802.11b/g)も搭載している。前述のように日本での仕様は未定だが、「情報の更新があったらアナウンスする」(同社)とのことなので、続報に注目したい。

「Eee PC 4G」の仕様(参考)

CPU Intel製
チップセット Intel製
OS Linux
メモリ(最大) 512MB(DDR2)
ストレージ SSD 4GB
液晶ディスプレイ 7インチ
Webカメラ 搭載
ネットワーク 有線/無線LAN
バッテリ 5200mAh(3.5時間)
重量 0.92kg