PCMark05 v1.2.0

FutureMark
http://www.futuremark.com/

次はPCMark05である。Overallをグラフ6に示すが、X48のHDDのスコアが低めな事以外はほぼセオリー通り。PCMarkのスコアの詳細をグラフ7に示すが、やはりXP Startupのスコアが低めになっている。その他はほぼ順当で、概ね4~8%の伸びを見せている。HDD Testの結果(グラフ8)を見ると、全般的にちょっと遅めといった雰囲気(特にWriteの結果が悪いが、Application Loadingの遅さも不可解)であり、これはマザーボードというかBIOSチューニングの範疇なのかもしれない。

一方、メモリ周りの結果(グラフ9)を見ると、X48のReadはともかくWriteが高速なのは、FSBが1600MHzのお陰ではないかと想像される。結果として、CopyではX38に引けをとらないスコアが出ており、DDR3-1066でもそれほどのデメリットはなさそうだ。ただ、Latency(グラフ10)は確実に増加しており、もう少しBIOSチューニングが進まないと、このあたりでデメリットが出る場合もありそうだ。

PCMark Vantage v1.0

FutureMark
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PCMark Vantageの結果も、PCMark 05にかなり近いものがある。グラフ11がOverall Scoreであるが、多少凸凹はあるものの、メモリの遅さを跳ね除けてX48がX38になんとかアドバンテージをつけたというところか。ただPCMark Overallの詳細(グラフ12)を見ると、Communications 2の結果が全体を引き上げた感もある。テスト内容はWebページを表示しながら、CNG/AES/CBCのデータ復号化という処理で、CPU性能の差が露骨に出たという感じではある。