3DMark06 Build 1.2.0

FutureMark
http://www.futuremark.com/

3D系の最初は定番の3DMark06である。グラフ17がOverallであるが、それでも全域で何とかX48がX38を上回る結果になった。もっとも、SM 2.0やHDR/SM3.0の結果(グラフ17)を見ると、こちらは僅差というか、差が殆ど無いレベル。結局、性能差は解像度に無関係なCPU Test(グラフ18)の差ということになりそうだ。

Game Benchmarks

Call of Juarez
Techland
http://downloads.guru3d.com/download.php?det=1642

CRYSiS
Electric Arts
http://www.ea.com/crysis/home.jsp

FarCry v1.4
UBISOFT
http://farcry.uk.ubi.com/

Lost Planet
CAPCOM
http://www3.capcom.co.jp/lostplanet/

World in Conflict
Sierra Entertainment, Inc.
http://www.worldinconflict.com/splash/

今回から少しベンチマークを入れ替えてみた。折角DirectX 10対応のグラフィックスカードを使っていることだし、DirectX 10対応ゲームを主体にしてみた。ただ全部を入れ替えてしまうとアレなので、引き続きFarCryのみ残してある。

まずグラフ19がOverallであるが、World in Conflictを除くと大差ない結果になっている。Far Cryなどではむしろ性能が下がる始末で、このあたりはCPU性能依存か、Memory性能依存かで分かれてしまっているようだ。

グラフ20はCall of Juarezであるが、こちらは多少X48にアドバンテージがある。まぁCPU性能の差を考えると、この程度のスコア差が出ただけでも大きいというべきだろう。

同じDirectX 10対応でも(FarCry同様にCryTekが開発した)CRYSiS(グラフ21)の場合、UXGA以外ではもう見事に差が無い。そのUXGAでもわずか0.2fpsの差であることを考えると、ボトルネックはCPU以外(メモリにも関係なさそうで、GPUの性能がそのままボトルネックと考えるのが妥当だろう)にあるのが明確である。

FarCryは、相対的にGPU性能が余りまくりなのであろう。シナリオが4つなので、グラフ22と23に分けてみたが、どのシナリオでもXGA以下の解像度は水平に近づいており、GPU性能は足りていることが判る。ここでX48の成績が妙にバタついているのは、メモリ周りのチューニング不足ではないかと筆者は想像している。特にTrainingシナリオで、VGAで性能が低下するあたりは、メモリがボトルネックになっているのではないかという疑いが強い。

Lost Planet(グラフ24)は、もう純粋にGPU性能がボトルネックという感が強く、性能差は誤差の範囲と言えるだろう。

最後のWorld in Conflict(グラフ25)だが、DirectX 9相当(Graphic Detail=Medium)で動作させた場合と、DirectX 10相当(Graphic Detail=Very High)で動作させた場合の両方の結果を示している。結果は大変に面白いもので、DirectX 9相当だとGPU性能にゆとりがあるようで、CPU性能の差が以上の性能差がついている。ところがDirectX 10相当の場合、一転してGPUがボトルネックになってしまい、むしろX38の方が上回る場合があるという結果に終わっている。