ソニーは、フルHD液晶パネル採用のBRAVIA、6シリーズ15機種を発表した。発売日価格などは表の通り。

新シリーズでは、すべてのモデルで10bitのフルHDパネルを採用。また、X/Wシリーズには動画再生能力向上のための「モーションフロー」も搭載。同機能は、120Hzの倍速駆動と、撮影時のぼけを検知して補正を行うIBリダクション機能、24pで撮影された映像(2:3プルダウン)を検知し、新たに4コマ分の映像を挿入するMC機能をなど組み合わせたもの。また、BDなどから直接24pの映像を入力することも可能な「24p True Cinema」機能も全機種に搭載した。24p入力は24pのままで画面に表示される。映像エンジンは、X7000/X5050/X5000/W5000シリーズが「ブラビアエンジンプロ」で、V5000/V3000シリーズが「ブラビアエンジンEX」。バックライトは、RGBの純度を向上した「ライブカラークリエーション」をX7000を除く全機種に搭載(X7000ではLEDによる「トリルミナス」)している。

フルHD 10bitパネル/モーションフローなどを搭載した新ブラビアX/W/Vシリーズ

V3000シリーズ以外に搭載される「お気楽リモコン」。2.4GHz帯の電波を使用する

このところ発表されている多くのモデルと同様に、HDMIのCECを利用した「ブラビアリンク」も搭載。ブラビア側のリモコンで、同時発表されたシアターセットやブラビアユニットなどのコントロールが可能だ。さらに、Vシリーズを除く各機種では、従来の赤外線リモコンに代わる「お気楽リモコン」を採用。同リモコンは、2.4GHz帯の電波を使用しているため、テレビのほうに向ける必要がなく、テーブルの上などに置いたまま操作することが可能となっている。

また、DLNAのクライアント機能「ソニールームリンク」も全モデルに搭載。さらに「アプリキャスト」や「アクトビラ」のベーシック/ビデオといったネットワークコンテンツにも対応した。

各シリーズのおもな機能の差は下の表の通りとなっている。XシリーズとWシリーズでは、搭載しているスピーカーに違いがあり、Xシリーズでは、フルレンジ×4+ツイーター×2、一方のWシリーズではフルレンジ×2+ツイーター×2を搭載する。それ以外に差となっている部分はそのデザインで、X5050/5000シリーズでは画面回りを囲むようにアクリルパーツを配した「フローティングデザイン」を採用。X5050ではピアノブラック仕上げで、X5000ではシルバー / ブラック / ホワイト / ブラウン / レッド / ブルーのカラーオーダーが可能となっている。一方のW5000では、額縁をイメージした「アートフレームデザイン」を採用している。

シリーズ 型名 サイズ 発売日 価格 想定価格
X7000 KDL-70X7000 70V型 11月20日 オープン 400万円前後
X5050 KDL-52X5050 52V型 9月20日 60万円前後
KDL-46X5050 46V型 9月20日 50万円前後
KDL-40X5050 40V型 9月20日 38万円前後
X5000 KDL-52X5000 52V型 9月20日 58万円前後
KDL-46X5000 46V型 9月20日 48万円前後
KDL-40X5000 40V型 9月20日 36万円前後
W5000 KDL-52W5000 52V型 11月10日 55万円前後
KDL-46W5000 46V型 11月10日 45万円前後
KDL-40W5000 40V型 11月10日 33万円前後
V5000 KDL-52V5000 52V型 9月20日 51万円前後
KDL-46V5000 46V型 9月20日 41万円前後
KDL-40V5000 40V型 9月20日 29万円前後
V3000 KDL-46V3000 46V型 9月20日 40万円前後
KDL-40V3000 40V型 9月20日 27万円前後
各機種のおもな機能
シリーズ名 モーションフロー 映像エンジン ダブルチューナー お気楽リモコン
X7000 ブラビアエンジンプロ
X5050/5000シリーズ ブラビアエンジンプロ
W5000シリーズ ブラビアエンジンプロ
V5000 - ブラビアエンジンEX -
V3000 - ブラビアエンジンEX - -