出来上がったマザーボードASSYを本体に取り付ける。ここから作業は細かくなる
ドライブや前面の端子・スイッチ類から延びているケーブルをひとつひとつ接続 一通り接続が終わり、次はテレビチューナーボードなどの装着に移る
分からないところはプロフェッショナルの助けを借りよう
省スペース化のため、テレビチューナーボードと無線LANモジュールをあわせてライザーボードに搭載している
無線LANのアンテナ(矢印部)を液晶ディスプレイ上面にネジ止めする これでマザーボード側の組み立ては完了。後はドライブを装着してフタをするだけ

FMV-DESKPOWER LXシリーズは本体・ディスプレイ一体型なので、自作パソコンで一般に使用されるタワー型の筐体に比べて内部の構造は複雑だ。しかし、組み立て作業はなるべく簡単に行えるように、特に強度が必要な部分以外はネジ止めをしなくても部品を固定できるようになっていたり、手の入りにくい場所で細かい作業を行わなくてもいいようなモジュール構造になっていたりと、さまざまな工夫が見られる。作業が簡単になることは、そのまま製品の信頼性向上にもつながる。

組み立て行程を簡略化するための工夫のひとつ。光学ドライブのマウンタはドライブ自体にネジ止めしなくても、横に添えて本体シャーシに挿入するだけでよい
ネジ止めしない場所が多少グラついて心配の様子だが、カバーを取り付けるとしっかり固定される
最初はおそるおそる部品に手を伸ばしていた参加者も、ある程度作業が進むと物おじせず次の工程へ進んでいく。これだけ触れば、パソコンが苦手という意識はすっかりなくなるのでは

パーツの取り付けやケーブルの接続など、内部の作業が終われば後はカバーを付けていくだけだ。できあがりに近い形が見えてくると、早く完成機を見たい子供たちの気持ちも高まり、次第に作業の手も速くなる。1時間40分ほどの作業で、全員が無事組み立てを終了した。

完成が近づくにつれて作業の手も早くなる
無事全員が組み立て作業を完了。この日の参加者にしかもらえないステッカー(右写真)を好きな場所に貼り、自分だけのパソコンが完成する