パイオニアは、AVマルチチャンネルアンプの新モデル「VSA-AX1AH」「VSA-1017AV」を発表した。発売はVSA-AX1AHが6月下旬、VSA-1017AVが7月上旬。価格は、VSA-AX1AHが14万円、VSA-1017AVが9万4,000円。

HDMI 1.3aを搭載し、これからのパッケージソフトへの対応も万全な「VSA-AX1AH」

両機は、同社としては初となるHDMI 1.3a対応AVマルチチャンネルアンプ。とくにVSA-AX1AHは、「Dolby TrueHD」「DTS-HDマスターオーディオ」のデコーダーなど、次世代ソースの能力をフルに発揮するための機能の搭載を特徴とする。

自動音場補正システムは、「Advanced MCACC」を搭載しており、環境の影響を受けにくい、直接音を中心とした補正を行う。さらに、定在波の解析/補正も行うことで、クリアな再生を実現する。

ビデオコンバーターも内蔵。VSA-1017AVではHDMIより入力されたソースを、VSA-AX1AHでは、アナログ端子からの入力も1080pにアップコンバートして、HDMI出力することが可能となっている。

HDMI端子は、両モデルとも、入力×2/出力×1。また、映像入力は、D端子×2、コンポーネント×3、S×5、コンポジット×5で、映像出力はD端子×1、コンポーネント×1、S×3、コンポジット×3となっている。音声入力端子は、デジタル×6(同軸×2/光×4)、ステレオアナログ入力×3、そのほかにAV用の音声入力×5。音声出力端子は、7.1chのプリアウト×1、光デジタル×1、ステレオアナログ出力×1、AV用音声出力×2となっている。

また、ホスト機能を備えたUSBポートを装備。マスストレージクラスに対応したデバイスの接続が可能だ。さらに専用ケーブルが必要ではあるが、iPodの接続も可能となっている。これらのポータブルデバイスに保存されている圧縮音楽を補正する「サウンドレトリバー」も搭載されている。