インテルは6月7日、東京港区・六本木アカデミーヒルズで「プラットフォーム技術セミナー 2007」を開催した。企業や研究機関などで技術開発に携わる研究者・エンジニア向けにインテルの最新プラットフォーム技術を紹介するというもの。今回はセキュリティに焦点が当てられており、セミナーに先立ち報道関係者向けのセキュリティ技術に関する説明会が開かれた。報道向け説明会の内容を中心にレポートしていくことにしたい。

米Intelのセキュリティ・アーキテクト、主管エンジニア、デイヴィッド・グロウロック氏。Intelのセキュリティビジョンの説明を行った

記者説明会は2つのパートに分かれ、冒頭のパートでは米Intelのセキュリティ・アーキテクト、主管エンジニア、デイヴィッド・グロウロック氏がIntelのセキュリティビジョンの説明を行った。グロウロック氏は、Trusted Computing Group(TCG) TPM(Trusted Platform Module)ワーキンググループの議長も務めている。

同氏はTrustedという言葉を「目的が予想通り実現されていること」と定義する。たとえば、仮にコンピュータにウィルスが侵入したとしても、ウィルスに冒されているということから予想される動作を行うのなら、そのプラットフォームはTrustedだ、というわけだ。

Trustedであるためにはプラットフォームの動作が予測できなければならない。たとえば、あるプラットフォームにインストールされ動作しているOSがWindowsだと「思う」という程度ではTrustedの要件は満たされない。「Windowsのサービスパックのバージョンや、インストールされているソフトウェアなどの情報が得られないTrustedとはいえない」とグロウロック氏は述べる。

TCGが標準化しているTPMは、プラットフォームがTrustedであることを担保する機能を持っている。

TPMの3つのキーフィーチャー。プラットフォームがTrustedであることを保障するための3つのフィーチャーがTPMに組み込まれている