シグマは、キヤノン用「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」の発売日を6月1日に決定したと発表した。シグマ用、ニコン用の発売日は未定。価格は79,000円(税別)。

18-200mm F3.5-6.3 DC OSは、デジタル専用に設計された手ブレ補正機構を搭載した11.1倍高倍率ズームレンズ。シグマ独自の手ブレ補正OS(OPTICAL STABILIZER)機構搭載を搭載したレンズでは2本目となる。何段分の手ブレ補正効果があるか正式には非公開。

シグマで手ブレ補正機構をはじめて搭載したAPO 80-400mm F4.5-5.6 EX DC OSでは、上下左右の動きを感知して手ブレを補正するモード1と、流し撮り用に上下の動きを感知して補正するモード2という2つの感知モードだ用意され、スイッチで切り替える機構になっていた。しかし、今回発売される18-200mm F3.5-6.3 DC OSは、動き感知性能が向上し自動的にモード1とモード2に切り替わるという。また、発売日が未定のニコン用は現在開発中だが、D40/D40Xへの対応は検討中としている。

レンズ構成は、特殊低分散ガラス1枚、非球面レンズ3枚を含む13群18枚。絞り羽枚数は7枚、最小絞りはF22、フィルター径はφ72mm。最短撮影距離は45cm。最大撮影倍率1:3.9となる。フォーカス時に前玉が回転しないインナーフォーカスを採用。スーパーマルチレイヤーコートを採用し、フレア・ゴーストの発生を軽減した。サイズはφ79×100mm、重量は610g。花形フードが付属する。