米キヤノン、12倍ズーム「PowerShot S5 IS」発表、DIGIC III搭載

米Canonは5月7日 (現地時間)、12倍ズームを搭載した「PowerShot S5 IS」とコンパクト機種の「PowerShot SD850 IS Digital ELPH」を発表した。

PowerShot S5 ISは、サイズが117.0×80.0×77.7ミリで、本体重量が450グラム。Powershot S3 IS (113.4×78.0×75.5ミリ、410グラム)よりも若干大きくなった。レンズは36～432ミリ(35ミリ換算)をカバーする光学12倍ズームで、F値はF2.7～F3.5。光学手ぶれ補正機能を装備。USM(ウルトラソニックズーム)によるなめらかで静かなズーミングが可能だ。撮像素子は有効800万画素の1/2.5型CCD、画像処理エンジンはDIGIC III。ISO感度はISO1600までをサポートする(ISO 80/100/200/400/800/1600)。顔認識機能を搭載しており、動画モードでも利用できる。また動画撮影中に静止画を撮影できるムービースナップ機能を備える。

液晶モニターは、角度を自由に変えられるバリアングルタイプのまま2.5型に大型化された。画素数は20.7万画素だ。アクセサリシューを装備しており、EXシリーズのスピードライトを装着できる。

記録媒体はSDメモリーカード/SDHCメモリーカード/MMC。電源は単三型乾電池×4。撮影可能枚数はアルカリ電池使用時に170枚、NiMH電池では450枚となっている。米国では7月上旬発売予定で、価格は499.99ドルだ。

PowerShot SD850 ISは、有効800万画素の1/2.5型CCDを搭載。画像処理エンジンはDIGIC III。ISO感度は80/100/200/400/800/1600。レンズは35～140ミリ(35ミリ換算)相当の手ぶれ補正機能付き光学4倍ズームで、F値はF2.8～F5.5。液晶モニターは2.5型 (23万画素)だ。夜間撮影時に背景の明るいスポットを星やハートなどに変えられるクリエイティブライト・エフェクト、顔認識機能などを備える。

記録媒体はSDメモリーカード/SDHCメモリーカード/MMC。電源はリチウムイオン充電池だ。撮影可能枚数は液晶モニター使用時に230枚、液晶モニターオフ時は700枚。サイズは90.4×56.5×26.4ミリで、本体重量は165グラム。米国では6月中旬に店頭に並ぶ予定で、価格は399.99ドルとなっている。