松下電器産業は、モバイルノートブック「レッツノート」シリーズ新製品を発表した。今回発表されたのはLet'snote Yシリーズを除くW/T/Rの3シリーズ。シリーズ末尾の数字は、W5/T5/R6と従来通りで、CPU・メモリ等アップグレードが中心の基本性能強化モデルとなる。100kgfの耐加圧耐振動設計、Rシリーズの全面防滴、そして軽量・長時間といったレッツノートの特徴は引き継がれる。新モデルは全てオープンプライスで、5月18日より順次発売される。店頭予想価格はいずれも標準モデルで、Let'snote W5が25万円前後、Let'snote T5が22万5000円前後、Let'snote R6が21万円前後。

Let'snote W5シリーズ

12.1型XGA(1024×768ドット)液晶ディスプレイを搭載した2スピンドルモデル「Let'snote LIGHT W5」。CPUが従来モデルのCore Duo U2400(1.06GHz)からCore 2 Duo U7500(1.06GHz)に強化されたとともに、標準のメモリ搭載量が512MBから1GBに、HDD容量も60GBから80GBへと引き上げられている。なお、このメモリ増量に関しては、オンボードに512MB、増設スロットに512MBを搭載する形式をとっており、メモリスロットの空きはゼロとなる。メモリの最大容量は1.5GB。

チップセットはIntel 945GMS。搭載する光学ドライブは2層対応DVDスーパーマルチドライブ。ネットワーク機能は、100Mbps有線LANとインテル PRO/Wireless 3945ABGによるIEEE802.11a/b/g。なお、標準バッテリーでの駆動時間は、旧モデル「CF-W5MW8AJR」と比較して0.5時間短い約10時間。質量は11g増の約1210g。サイズは従来同様268(W)×210.4(D)×24.9~44.3(H)mm。OSはWindows Vista Business。標準モデル「CF-W5AWDBJR」のほか、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007が付属する「CF-W5AWDPJR」もラインナップされている。

Let'snote W5

Let'snote T5シリーズ

12.1型XGA(1024×768ドット)液晶ディスプレイを搭載した長時間駆動1スピンドルモデル「Let'snote LIGHT T5」。従来モデルとの違いは、Let'snote W5シリーズ同様で、CPU、メモリ、HDD。CPUはCore 2 Duo U7500、メモリは標準1GB、HDDは80GB。なお、標準バッテリーでの駆動時間は、旧モデル「CF-T5MW4AJR」と比較して1時間短い約13時間。質量は10g重い約1270g(標準バッテリー装着時)。サイズは従来同様268(W)×210.4(D)×24.9~44.3(H)mm。OSはWindows Vista Business。標準モデル「CF-T5AW1BJR」と、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007が付属する「CF-T5AW1PJR」が用意されている。

Let'snote T5

Let'snote R6シリーズ

10.4型XGA(1024×768ドット)液晶ディスプレイを搭載した小型・軽量1スピンドルモデル「Let'snote LIGHT R6」。従来モデルとの違いは、Let'snote W5シリーズ同様で、CPU、メモリ、HDD。CPUはCore 2 Duo U7500、メモリは標準1GB、HDDは80GB。なお、標準バッテリーでの駆動時間は、旧モデル「CF-R6MW4AJR」と比較して0.5時間短い約7.5時間。質量は10g重い約940g。サイズは従来同様229(W)×187(D)×29.4~42.5(H)mm。OSはWindows Vista Business。標準モデル「CF-R6AW1BJR」と、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007が付属する「CF-R6AW1PJR」が用意されている。

Let'snote R6

なお、松下ネットワークマーケティングの直販サイト「マイレッツ倶楽部」では、オンボードメモリを1GBとしたモデルや、HDDを160GBに増量したモデル、カラー天板モデルなどを販売する。