米Home Media Magazineの調査レポートによると、2007年第1四半期に販売されたHDディスクの70%がBlu-rayで、HD DVDは30%にとどまった。

2007年第1四半期のHDディスクの売上は約120万ユニットで、内訳はBlu-rayが832,530ユニット、HD DVDが359,300ユニットだった。Blu-rayは2月にリードを奪い、3月はBlu-rayが335,980ユニット、HD DVDが119,570ユニットと、3/4近くをBlu-rayが占めた。例えばWarner Home Videoが2月13日に両方のフォーマットでリリースした「The Departed」の場合、3月31日時点での売上げ予測はBlu-ray版が53,640ユニット、HD DVD版が31,590ユニットとなっている。

2006年4月半ばのHD DVD発売開始からのHDディスクの販売累計は214万ユニットを超えた。HD DVDが937,500ユニット、2006年6月発売開始のBlu-rayは120万ユニットだ。6つのメジャースタジオのうち5社がBlu-rayをサポートしているのに対して、HD DVD陣営は3社。その差が販売数の差にあらわれている形だ。Blu-ray陣営は、Buena Vista Home Entertainment、20th Century Fox Home Entertainment、Sony Pictures Home Entertainment。HD DVDのみをサポートするのはUniversal Studios Home Entertainment。Paramount Home EntertainmentとWarner Home Videoは両方のフォーマットをサポートする。

07年第1四半期のHDディスクのタイトル別売上げトップは、「Casino Royale」(Sony Pictures Home Entertainment: Blu-ray)で59,680ユニット。2位と3位は、それぞれBlu-ray版とHD DVD版のThe Departedだった。トップ10のうち、8タイトルをBlu-rayが占めた。The Departedに続くHD DVDタイトルは2006年10月リリースの「Batman Begins」と、HD DVDの伸び悩みにはタイトル不足が影響している模様だ。