お盆が近づき、帰省や旅行で新幹線を利用するという人も多いのではないだろうか。新幹線の車内で快適に過ごすためには、座席選びも大事なポイント。窓側か通路側か、あるいは指定席か自由席かで悩む人もいるかもしれない。今回はマイナビニュース会員422名に「新幹線に乗車する際、最もよく選ぶ座席」はどこか聞いてみた。

新幹線に乗車する際、最もよく選ぶ座席は? (写真はイメージ)

Q. 鉄道旅行での移動手段として、新幹線や特急列車を利用しますか?

  • よく利用する 124人(24.1%)
  • ときどき利用する 298人(57.9%)
  • あまり利用しない 93人(18.1%)

Q.新幹線に乗車する際、最もよく選ぶ座席は次のうちどれですか?

  • 指定席の2人席(窓側) 156人(37.0%)
  • 指定席の2人席(通路側) 36人(8.5%)
  • 指定席の3人席(窓側) 32人(7.6%)
  • 指定席の3人席(通路側および真ん中) 9人(2.1%)
  • 自由席の2人席(窓側) 94人(22.3%)
  • 自由席の2人席(通路側) 29人(6.9%)
  • 自由席の3人席(窓側) 26人(6.2%)
  • 自由席の3人席(通路側および真ん中) 7人(1.7%)
  • グリーン車(窓側) 19人(4.5%)
  • グリーン車(通路側) 6人(1.4%)
  • その他 8人(1.9%)

新幹線で最もよく選ばれている座席は「指定席の2人席(窓側)」で、全体の4割近くを占める結果となった

Q.その座席を選んだ理由を教えてください

1位「指定席の2人席(窓側)」(37.0%)

  • 「窓側の方が景色がよく見えること。指定席の方が高いが、確実に席を確保できるから」(32歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
  • 「窓側は必須です。出来れば隣が誰も来ない方がいいです。基本、列車ではトイレには行かないので窓側で問題ありません」(49歳男性/建設コンサルタント/営業関連)
  • 「窓側で外の風景を眺めることで気分が紛れる。トイレなどで席を離れる時、2人席だとスムーズに行動できる」(66歳男性/その他/その他・専業主婦等)
  • 「窓側の指定席なら座ってのんびり景色を眺められるし、2人席の方が気持ち的に圧迫感が少ない気がするから」(26歳女性/旅行・観光/事務・企画・経営関連)

2位「自由席の2人席(窓側)」(22.3%)

  • 「平日に乗ることが多いので、節約のために自由席が多い。景色を見たいので窓際を好む」(33歳男性/教育/専門職関連)
  • 「乗車料金を安く抑えたいのと、列車から見える車窓の景色を友人とお得に楽しみたいと思っているからです」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
  • 「自由席は安いのと、通路側は人の通りが気になって落ち着かない」(36歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
  • 「安い。景色が見れるから。また、トイレに行く時にせめて1人だけに頭を下げればいいように。毎回2人の人間に頭を下げるのはちょっと嫌」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)

3位「指定席の2人席(通路側)」(8.5%)

  • 「トイレや喫煙ルームに行きやすいように」(41歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)
  • 「子どもに窓側に座ってもらいたいから」(39歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
  • 「トイレとかに行きやすいのでここを選びます」(56歳男性/教育/専門サービス関連)
  • 「座れないと嫌。すぐに移動できる通路がいい」(23歳女性/リース・レンタル/営業関連)

4位「指定席の3人席(窓側)」(7.6%)

  • 「隣に人が来ない可能性が高く、車窓が見やすいから」(40歳男性/証券・投資銀行/その他・専業主婦等)
  • 「よく旅行に行くメンバーが3人なので」(53歳男性/総合商社/営業関連)
  • 「繁忙期以外は、隣がいないこともあるので」(43歳女性/信託銀行/事務・企画・経営関連)
  • 「指定席は確実に座れるので。窓側で景色を楽しみたい」(47歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

5位「自由席の2人席(通路側)」(6.9%)

  • 「お安く、出入りがしやすい2人席がいいです」(49歳女性/医療用機器・医療関連/その他技術職)
  • 「出入りが自由。窓側はパートナーに譲る」(51歳男性/官公庁/公共サービス関連)
  • 「御手洗いなど行きやすいです」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)

新幹線の座席に関する今回の調査では、普通車・グリーン車ともに窓側の座席が人気。普通車の2人席・3人席では2人席を選ぶ人が圧倒的に多かった

総評

最近は東北・北海道新幹線「はやぶさ」など全車指定席の列車が増える一方、東海道・山陽新幹線「のぞみ」をはじめ、自由席を設けている列車も多い。また、新幹線の普通車は一部列車を除き、2人席・3人席が並ぶ横5列の配置が一般的。今回は「指定席の2人席(窓側)」「指定席の2人席(通路側)」「指定席の3人席(窓側)」「指定席の3人席(通路側および真ん中)」「自由席の2人席(窓側)」「自由席の2人席(通路側)」「自由席の3人席(窓側)」「自由席の3人席(通路側および真ん中)」の選択肢を設けて調査を行った。

結果は「指定席の2人席(窓側)」が37.8%と最も多く、「自由席の2人席(窓側)」が22.3%で続くなど、窓側の席が圧倒的に人気であることが改めてわかった。料金を安く抑えたい人は自由席の窓側、確実に席を確保したい人は指定席の窓側を取っていることがうかがえる。2人席と3人席では、「3人席の窓側だと出入りしにくい」などの理由から2人席を選んだ人が多かった。

窓側の席を選ぶ理由として、とくに多かったのが「景色が楽しめるから」というもので、「癒される」「くつろげる」といった声が寄せられた。他にも窓側の座席にコンセントが設置されていること(コンセントがない車両、全座席にコンセントが設置されている車両もある)や、足もとに荷物が置きやすいこと、窓にもたれかかって寝られることなども窓側のメリットとして挙げられていた。

一方、通路側の座席を選んだ人からは「出入りしやすい」との理由が多く寄せられた。通路側の席なら、トイレに行くたびに隣の人に気をつかう必要がないため、気楽かもしれない。車内販売が来た際も、窓側より通路側のほうが販売員に声をかけやすいだろう。その他にも、通路側を選ぶ理由として「脚が長く、通路側でないと座りにくい」「少しスペースに余裕がある」といった回答が寄せられた。

  • 調査時期 : 2017年5月22日
  • 調査対象 : マイナビニュース会員
  • 調査数 : 男女422名
  • 調査方法 : インターネットログイン式アンケート

※写真は本文とは関係ありません。