MAツールには、ランディングページを簡単に作成するための機能があります。ランディングページの見栄えや記載内容、問い合わせフォームの使い易さは、コンバージョンの獲得を左右する重要な要素です。コンバージョンを獲得するためにはどのような点に気をつければ良いのか、MAツールの作成機能を使いこなすための留意点を紹介します。
マーケティングにおけるランディングページの位置づけ
ランディングページとは、バナー広告やリスティング広告から流入してきたユーザーが最初にアクセスするページです。リードがWebサイトに着地(Land)するイメージから名付けられました。
Webサイトへの流入元はさまざまであり、例えば、検索サイトから企業名を検索した場合には、トップページがランディングページになります。バナー広告をクリックした場合には、そのリンク先となっているページがランディングページです。広告のリンク先となっているランディングページは、広告に関心を持ったユーザーを問い合わせなどのアクションに結びつけることを目的として作成されます。
リードジェネレーションを成功させるランディングページの作成
リードジェネレーションとは、見込み顧客(リード)を獲得するためのマーケティング活動です。リードジェネレーションの一般的な流れでは、まず、バナー広告などを出稿して、リンク先となるランディングページにユーザーを呼び込みます。そして、ランディングページで営業トークを行い、ユーザーの興味を高めて、問い合わせなどのアクションを起こさせます。問い合わせなどのアクションに至ったユーザーは見込み顧客といえますから、問い合わせをもって、リードジェネレーションは成功です。
リードジェネレーションを成功させるためには、ユーザーの興味をひくためのバナーの出来栄えだけでなく、ランディングページにおける営業トークも重要です。そのため、多くのランディングページは、営業トークを成功させるために、共通する特徴を持っています。
ランディンページの多くは縦長のレイアウトを取っており、これはユーザーに対して、順序立てて情報を伝えるための特徴です。また、ランディングページのリンク先は極力少なくなっており、出口は問い合わせなどのアクションにつながるページに限定されています。これは、ユーザーの離脱を防ぐための特徴です。
そして、ランディングページでは自由なデザインが許されます。通常のページでは、サイト内でのナビゲーションが意識されるので、サイドメニューがあったり、サイト内の他のページと統一感のあるデザインが取られたり、デザインに制限があります。しかし、ランディングページは、リードジェネレーションに特化しているため、ユーザーの興味をひくような工夫を凝らしながら、自由なデザインを取ることが可能です。
MAツールの機能を利用してランディングページを作成する際には、リードジェネレーションを意識することが大切です。その際には、多くのランディングページが持つ共通の特徴も参考になるでしょう。”
コンバージョンにつながるフォームの作成
リードジェネレーションは、ユーザーが問い合わせなどのアクションを行うことで成功となります。この目標となるユーザーのアクションをコンバージョンといい、コンバージョンを獲得するには、最後のステップとなる問い合わせフォームの内容にも注意することが求められます。特に、ランディングページのページビューは多く、ページ滞在時間も長いのに、コンバージョンに結びついていないという場合には、フォームに問題がある可能性が高いです。
ユーザーは、ランディングページを読んで商品に興味を抱いても、いざ問い合わせフォームに入力しようとした際に離脱してしまうことがあります。その場合の原因の多くは、入力項目が多く入力に手間がかかることや、不必要と思われる個人情報の入力が要求されることです。
MAツールには、問い合わせフォームなどの各種入力フォームを簡単に作成できる機能があります。この機能を利用してフォームを作成する際にも、ユーザーの視点を持って、簡単に、かつ、気軽に情報入力および送信ができるように心がけましょう。情報収集のために多くの入力項目を設ける場合には、どの項目の入力は必須で、どれは任意であるのか、明示するべきです。
魅力的なランディングページでコンバージョンを獲得
MAツールの機能を利用することで、簡単にランディングページや問い合わせフォームを作成することができます。しかし、ランディングページは、ただ用意すれば良いというものではありません。ランディングページはリードジェネレーションの一環として作成するものです。そのため、コンバージョンの獲得に結びつくような、魅力的で使いやすいものを作成しましょう。