フジサービスは、自社の太陽光発電のビジネスを活かして、パン屋「SUNtoF」をオープンした。この事例は、新規事業の検討に参考になるだろう。

なお、このパン屋には多くの魅力が隠されている。では、なぜ彼らはパン屋をオープンしたのだろうか。どんな魅力が隠されているのか、今回はそんな話題について触れたいと思う。

太陽の力を利用したパン屋をオープン!

太陽の力を利用したパン屋をオープンしたのは、フジサービス。

フジサービスは、愛知県名古屋市にある企業。太陽光発電や空調工事などの設備工事を取り扱っている。

では、彼らはなぜパン屋をオープンしたのだろうか。

それは、彼らの事業が太陽光発電事業から発展しているからという。そのため、太陽光発電事業については、数多くのノウハウ、技術が蓄積されている。このノウハウ、技術をパン屋へと活かすことができるのだ。

また、彼らはこのようなことも述べている。

パンは焼き立てが一番美味しい。普通は、同じパンを一度に大量に焼く方が効率がよいが、フジサービスでは、効率を度外視してでもお客様に焼き立てを届けたいという想いが強い。そのため、同じ種類のパンを少量ずつ、1日に複数回焼くという手法をこの太陽光の力を使って実施しているという。

  • SUNtoFのメニューの一部

    SUNtoFのメニューの一部(出典:フジサービス)

では、太陽の力を利用してパンを焼くとはどのようなことなのだろうか。パン屋の屋根全体には太陽光パネルが敷き詰められている。パンを焼くのに必要な電力を屋根の太陽光発電で自家発電しているのだ。

また、お店の内には、発電状況をモニターしてあって、太陽光でパンが焼き上がる様子をリアルタイムで確認することができるという。

  • 太陽光の力でパンを焼くパン屋の屋根

    太陽光の力でパンを焼くパン屋の屋根(出典:フジサービス)

この太陽の力を使ったパン屋の名はSUNtoF。

「太陽からの焼き立てパン」をコンセプトに、太陽光で発電した電気でパンを焼き上げたイメージのロゴになっている。

  • パン屋SUNtoFのロゴ

    パン屋SUNtoFのロゴ(出典:フジサービス)

今回オープンするのは名古屋市港区。イオンモール名古屋茶屋店の近くのようだ。店内の写真を拝見したがとてもスタイリッシュで清潔感のある店内。パンの種類も豊富でとても美味しそうだ。

いかがだっただろうか。太陽光発電事業者がパン屋をオープンさせた。これは、どの企業でも検討しているであろう新規事業の組成にとても参考になる事例の1つではないだろうか。

また、一番美味しい焼き立てのパンを効率度外視でもお客様に届けたい、環境に配慮した手法でパンを販売したい、そんな想いのあるこのフジサービスのパン屋SUNtoFに魅力を感じるのは私だけだろうか。是非足を運んでいただきたい。