自社サービスの利用者に向けて、よくあるご質問や操作方法をまとめたヘルプセンターを作る企業が増えています。→過去の回はこちらを参照。
ヘルプセンターを作ると、利用者は困りごとに遭遇したときに自身で解決することができるようになります。また、利用者が自己解決できる分、カスタマーサポートの対応負荷も下げられます。
今回は、Notionでのヘルプセンターの作り方や作成事例をご紹介します。
ヘルプセンターとは
ヘルプセンターとは、サービスの疑問や困りごとを利用者が自ら解決出来るように用意されたサイトのことを指します。
よくある質問と回答(FAQ)、サービスの使い方説明、お問い合わせ用のフォームやチャットなどを掲載して構築します。
ヘルプセンターを作ることで、顧客満足度が向上します。また、カスタマーサポート業務を効率化することができます。
Notionでヘルプセンターを作るメリット
ヘルプセンターをNotionで作ると、次のようなメリットがあります。
- コストを抑えられる
- 手軽に更新できる
- 画像や動画を簡単に入れられる
- サイト用のサーバを用意する必要がない
- サイトのレイアウトを作り込む必要がない
Notionであれば専門の操作を覚える必要もなく、社員が必要なときに手軽に更新できます。
ヘルプセンターを作る専門のツールよりも安価にサイト構築することができます。
ヘルプセンターの作り方
公式テンプレートをコピーする
Notion公式テンプレートギャラリーにヘルプセンター用のテンプレートがあります。ご自身のワークスペースにテンプレートを複製しましょう。
テンプレートを複製できたら、Notion内でページを自由に修正できます。ページ構成を参考にしながら、タイトルや中身を変えていきましょう。
画像や動画を使ってわかりやすく説明する
Notionには画像や動画などのメディアを綺麗に埋め込める機能があります。画像や動画を上手く埋め込んで、わかりやすい説明ページを作りましょう。
トップページを綺麗に整理する
ヘルプセンターのトップページを綺麗に整理すると、利用者が見たいページにスムーズに案内できるようになります。カテゴリごとにページをまとめたり見出しを付けたりしながら、整理整頓しましょう。
Web公開する
ヘルプセンターが完成したら、右上の共有ボタンを押して公開用リンクを発行しましょう。
サービスサイトにヘルプセンターへの導線を置いたり、問い合わせがあったときにヘルプセンターのリンクを共有することで利用者に上手く案内しましょう。
周辺サービスを使ってさらにカスタマイズする
周辺サービスの紹介
Notion単体でヘルプセンターを作ることも可能ですが、周辺サービスと組み合わせるとさらにカスタマイズすることができます。
周辺サービスの例としては、Notionで独自のWebサイトを作るサービス「Wraptas」や、ヘルプセンターに特化した「HelpKit」などがあります。
これらのサービスを使うと、次のようなカスタマイズが可能です。
独自ドメインを使う
Notionのドメインではなく自社のドメインでヘルプセンターを公開できます。
独自のレイアウトを使う
自社の他のサイトに合わせたレイアウトやブランドカラーを適用することができます。
Notionアプリへの誘導を無くす
NotionでWebサイトを公開するとスマホで見た時に画面上部にNotionアプリへの誘導が表示されます。周辺サービスを使うと、この誘導枠を非表示にすることができます。
計測タグを埋め込む
GoogleAnalyticsなどの計測タグを埋め込むことができます。
利用者がどんなページをよく閲覧しているか確認しながら、トップページの順番を最適な形に並び替えることができます。
チャットツールを埋め込む
よくあるご質問で利用者の疑問や困りごとが解決しなかったとき用に、チャットツールを埋め込むことができます。
Notionで作られたヘルプセンターの事例
Notionや周辺サービスを使ってヘルプセンターを作る企業が増えています。いくつかご紹介します。
Notion
Notion + Wraptas
Notion + Super
Notion + Oopy
Notion + HelpKit
いかがでしたか。Notionを使ってヘルプセンターをつくり、サービス利用者を上手くサポートしていきましょう。