「可能な限り、現地現物を自分の目で見ること」は筆者の信条。最近、本連載で過去に取り上げたことがある機体の実物に接する機会がいくつかあったので、その辺の話を取り上げてみようと考えた。「鉄は熱いうちに打て」ならぬ「ネタは熱いうちに出せ」である。。→連載「航空機の技術とメカニズムの裏側」のこれまでの回はこちらを参照

  • アメリカには、飛行可能なB-29が2機ある。そのうちの1機が写真の “DOC”。もう1機の “FIFI” は、しばらく前にネリス空軍基地の地上展示で見たことがあった 撮影:井上孝司

爆撃機の爆弾倉いろいろ

本連載が始まってからまだ間もないころに、爆撃機の爆弾倉について取り上げたことがあった。何トンもの爆弾を搭載するためのものだから、必要なスペースを確保するだけでなく、投下する前と後での重心位置の変動が少ない方が望ましい。そんな難しいアイテムである。

ボーイングB-29

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