IntelがFab 34の100%株式取得へ

Intelは4月1日、同社のIntel 3およびIntel 4プロセスでの量産を担当しているアイルランドのリークスリップにある工場「Fab 34」で進めてきた合弁事業を解消し、100%の株式を取得する計画を発表した。

  • Fab 34の内部の様子

    Fab 34の内部の様子 (C)Intel

Fab 34は2023年にEUV露光技術を採用した「Intel 4」に対応する工場として開設された。その後の2024年に49%の株式を投資会社Apollo Global Management(Apollo)が112億ドルを投資する形で取得しており、合弁事業としてこれまでIntel 3ならびにIntel 4プロセスを活用した半導体デバイスの生産が行われてきた。

取得額は142億ドル、手元資金と新規債権発行で対応予定

今回の取り引きは、このApolloが保有する49%の株式をIntelが142億ドルで買い戻す最終合意に達したというもの。この合意についてIntelでは、AI時代におけるCPUの役割がますます重要になっていることに加え、バランスシートの強化が進んでいること、ならびに両社のパートナーシップに支えられたIntelの継続的な事業の勢いを反映したものだと説明しており、実際、ApolloのFab 34への投資により、バランスシートの改善と資本の再配分による欧州におけるIntel 3/4の生産と、米国におけるIntel 18Aの生産拡大の加速を図ることができたとしている。

買い戻す方法としては、Intelの手元資金に加え、約65億ドルの新規債務の発行で得た資金で賄う予定で、この取り引きにより、1株あたりの利益の増加や2027年以降の信頼性強化につながることが期待されるとIntelではコメントしている。

なお、IntelではアイルランドならびにFab 34は自社のグローバルな製造拠点および現在の製品ロードマップにおいて引き続き中心的な役割をになっていく存在であるとしており、今後も性能能力の拡大、実行力の強化、次世代AI対応システムを構築したいという顧客に向けたXeonプロセッサなどの提供に向けた設備投資を行っていくとしている。