NVIDIAがMarvellに20億ドルの投資を実施

NVIDIAとMarvell Technologyは3月31日(米国時間)、NVIDIAがMarvellに対して20億ドルの投資を実施したこと、ならびにNVIDIA NVLink Fusionを通じてMarvellをNVIDIAのAIファクトリーおよびAI-RANエコシステムに接続する戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

カスタムXPUとGPUのシームレスな統合を加速

NVIDIA NVLink Fusionは、カスタムASICやハイパースケーラーがNVIDIAのNVLinkエコシステムを活用することを可能とするラックスケールのAIインフラプラットフォーム。2025年5月に同技術が発表された際、対応するAI向けカスタムASICの開発を進めるパートナーとしてMarvellの名前も挙がっていた(Marvell以外にはMediaTek、Alchip Technologies、Astera Labs、Synopsys、Cadence Design Systemsの名前が挙がっていた)。今回のパートナーシップに基づき、MarvellはカスタムXPUとNVLink Fusion互換のスケールアップネットワーキングを提供するほか、NVIDIAはVera CPU、ConnectX NIC、BlueField DPU、NVLinkインターコネクト、Spectrum-Xスイッチ、ラック規模のAIコンピューティングなどのサポート技術を提供することとなり、カスタムXPUとNVIDIAのGPU、LPU、ネットワーク、ストレージプラットフォームとのシームレスな統合が可能になるとする。

また、両社はNVIDIA AI Aerialプラットフォームを活用する形で、5Gおよび6Gの通信ネットワークをAIインフラへと変革することを進め、高度な光相互接続ソリューションやシリコンフォトニクス技術を含む、AI向けの世界最高水準のネットワークを推進するための協力も推進していくともしている。

なお、Marvellは1月6日にPCIeおよびCXLスイッチング半導体を手掛けるXConn Technologiesを約5億4000万ドルで買収する計画を発表しているほか、2025年12月にはシリコンフォトニクスを活用した光インターコネクトソリューションを手掛けるCelestial AIを約32億5000万ドルで買収する計画を発表するなど、AIデータセンター向けネットワークに注力する姿勢を見せている。

そのMarvellは、今回のパートナーシップについて、高性能アナログ、光DSP、シリコンフォトニクス、カスタムシリコンなどの分野で強みを発揮するMarvellのリーダーシップを、NVLink Fusionを通じてNVIDIAの拡大するAIエコシステムに接続することで、顧客が拡張性と効率性に優れたAIインフラストラクチャを構築できるようになると説明している。