車載用ディスプレイ関連事業の分割計画を中止
ジャパンディスプレイ(JDI)は3月12日、2026年4月1日付で設立を予定していた同社の車載用ディスプレイ関連事業に関する権利義務を継承する子会社「AutoTech」の新設分割を中止することを発表した。
もともとのAutoTechへの事業分割は、車載用ディスプレイ事業における意思決定の迅速化などを目的として検討が進められてきたものだが、同日開催された取締役会において、計画策定以降の事業環境ならびに経営状況の変化を踏まえ、事業を一体的に運営することで、柔軟な生産対応やリソース活用を通じた成長機会を最大化できるとの判断から、今回の計画を中止することを決めたという。
ただし、最終的な決定については2026年6月24日に開催される予定の第24回定時株主総会および普通株主による種類株主総会の承認を条件としており、このため株主総会などにおける承認を経る必要があるため、新設分割の効力発生日を2026年7月1日(予定)へと延期することについても併せて決議済みだとしている。
なお、JDIでは今回の分割を中止した場合であっても、2027年3月期における連結業績へ与える影響は軽微としており、今後も車載分野を自社のディスプレイ事業における重要な事業領域と位置付けて注力していくことで同社が掲げる「BEYOND DISPLAY戦略」を着実に推進していくとコメントしている。