ロームがSuchi Semiconとインドでの半導体製造で協業

ロームは3月3日、インドの半導体製造会社で、特に後工程分野において、高信頼性・拡張可能な製造体制の構築に注力しているSuchi Semicon(スチ・セミコン)と、インドにおける半導体製造に関する戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

  • MOU交換式の様子

    MOU(基本合意書)の交換式の様子。左がスチ・セミコンのチェアマンであるアショク・メータ氏、右がローム・セミコンダクタ・インディアのマネージングディレクターを務める寺田誠氏 (出所:ローム)

同協業は、インドの半導体製造能力を高めるとともに、インドの国内需要に応えることを目的としたもので将来的なグローバル市場への展開も想定しているという。また、インド政府が掲げる「Make in India」構想に沿う形でインドにおける半導体製造基盤の拡充を後押ししつつ、グローバル水準の品質を維持することを重視するほか、並行してサプライチェーンの強化を図っていくことで、顧客に安心して利用してもらえる製造ソリューションを提供していくことを目指すとする。

ロームがSuchi Semiconへのパワー/LSI後工程製造委託を検討

その実現に向けて、ロームのデバイス技術やグローバル半導体メーカーとしての知見と、スチ・セミコンの製造力や運用面での実行力を組み合わせることで、変化する業界ニーズに対応できる、高信頼性・拡張可能な製造体制の構築を目指すとしており、具体的にはロームがパワーデバイスおよびLSIの後工程について、スチ・セミコンへの製造委託を検討するとしており、すでに2026年中の量産出荷に向けた技術評価も開始したとする。

ロームでは、こうした取り組みを通じて、今後数年で見込まれる市場成長に対応できるよう、インドでの製造体制を早い段階から整えていく予定だとしているほか、両社で協力してインドで製造する半導体パッケージの種類を増やすことを目的としてロードマップの共有を進めることで製品ラインアップの拡充を図っていくともしている。

なお、両社は今後、さまざまな産業分野におけるインド市場向けにインドで作られた半導体に対するニーズの高まりを踏まえ、製造分野にとどまらない協業として、共同マーケティング活動などを通じた新たな事業機会の開拓などにも取り組むことも予定しており、将来的な協業範囲の拡大の検討を行うなど、長期的で包括的な連携へと発展させていくことを目指すとしている。