vRANでの活用を想定して開発された第5世代EPYC
AMDは2月25日(米国時間)、スケーラブルなvRAN(仮想無線アクセスネットワーク)が直面する経済面および運用面の課題に対応するよう設計されたZen 5ベースのサーバCPU「AMD EPYC 8005」(開発コード名:Sorano)を発表した。
同製品は、5Gネットワークにおける計算負荷が高いL1(物理層)の処理に求められる高いパフォーマンスを実現しつつ、低消費電力ニーズにも対応することを目的として開発されたもので、1ソケットで最大84コアを最大225Wの電力エンベロープで提供することで、小型フォームファクタでの運用を可能としたとする。
また、L1における処理パフォーマンス工場のためにターゲットを絞ったLDPC(低密度パリティチェック)デコード最適化を導入したという。これにより、5Gワークロードのレイテンシ削減と前方誤り訂正処理の高速化が可能となり、vRAN全体のスループット向上を図ることができるようになるという。
さらに、幅広い環境要件をサポートする広い熱動作範囲に加え、NEBS(Network Equipment Building System)準拠のプラットフォームとしたことで、過酷な環境や屋外での通信設備の導入も可能としたとする。
なお、すでにパートナーとしてEricsson、Samsung Electronics、Supermicro、Wind Riverなどの名前が挙がっており、AMDでは通信事業者やOEM、これらのエコシステムパートナーと連携していくことで、短期的な展開のみならず、長期的な持続可能性と成長も考慮する形で設計されたオープンかつ仮想化されたRAN戦略のサポートを推進していくとコメントしている。