最大50℃の加温が可能なインクジェットプリントヘッド
セイコーエプソンは2月25日、商業および産業用途のデジタル印刷市場の拡大への対応を目的として最大50℃までUVインクの加温が可能なインクジェットプリントヘッド「T3200-U3-2」を発表した。
同社のインクジェットプリントヘッドの中でも主力のPrecisionCoreプリントヘッドは、素材や製法まで自社開発することで実現した薄さ1㎛の均一な薄膜ピエゾ(Thin Film Piezo:TFP)をアクチュエーターとして活用することで、高密度ながらパワフルなインク吐出を実現しているほか、インク流路やノズルも含めてMEMSを活用して加工することで高精度なインクの着弾を可能としている。
新製品は、2021年に発売され、主にサイネージ領域を中心としてプリンタに搭載されてきた従来ヘッド「T3200-U3」の特長を受け継ぎながら、内蔵ヒーターによる加温を最高50℃まで高めたことで、従来以上の高粘度UVインクの安定吐出を可能としたという。
従来品との置き換えにも対応
また、対応温度の引き上げに伴う構造変更も併せて行ったとのことで、より多様なUVインクで安定した吐出と高い信頼性・耐久性を実現したともしている。
さらに、外形寸法(113.4mm×52.0mm×30.4mm)や電子回路のインタフェース、吐出性能などについては従来品と同等であるため、新製品への置き換えが容易に行える点も特長だという。
なお、発売は2026年4月上旬を予定しており、同社では引き続き、PrecisionCoreプリントヘッドシリーズのラインアップの強化を図ることで、多様化する顧客ニーズに最適なヘッドの提供を行っていくとしている。
