ルネサスの車載SoCがトヨタの新型RAV4に採用
ルネサス エレクトロニクスは2月24日、同社の第4世代車載SoCでADAS向けとなる「R-Car V4H」が、2025年12月17日にトヨタ自動車が発売した新型SUV「RAV4」に採用されたことを明らかにした。具体的には、デンソーがトヨタ向けに提供する「Toyota Safety Sense(TSS)/Lexus Safety System(LSS)」の制御ユニットに搭載される形で提供されているという。
R-Car V4Hは、ADAS/自動運転(AD)向けSoCでArm Cortex-A76×4(動作周波数1.8GHz)のほか、ディープラーニングやコンピュータビジョン向けIPを搭載することで最大34TOPSのAI処理性能を提供することで、フロントカメラやレーダーのセンサ信号処理、パノラミックビューモニター、アドバンスト パーク、ドライバーモニターなどの処理を高効率に実行することを可能としている。
車両周辺の状況や駐車の支援やドライバーモニタリングなどを実現
実際のRAV4に搭載されるTSS(LSS)制御ユニットでは、R-Car V4Hがフロントカメラデータを画像認識用AIニューラルネットワークなどで処理した後、処理データをレーダー入力と統合する形で、周囲の車両・歩行者・障害物を高精度に検知するADAS機能を実現しているという。
また駐車時には、前後左右のカメラ映像を取り込み、内蔵GPUで3Dビューを生成するほか、光学カメラと超音波センサの情報を組み合わせることで、駐車枠の検出や障害物判断も実施することが可能となっている。さらに、車室内カメラの映像についてもR-Car V4Hにてドライバーモニタリングを行っているとのことで、ドライバーの異常を検知した場合、警告を発してドライバーに操作を促したり、ハザードランプなどによる車外に向けた異常報知を行いながら自車線内もしくは路肩に減速停車して、自損ならびに加害事故の回避や事故被害の低減を支援することを可能としているという。