第4四半期/通期ともに過去最高の売上高を達成

AMDは2月3日(米国時間)、2025年第4四半期(10~12月期)および通期の決算を発表した。

それによると、第4四半期の売上高は前年同期比34%増、前四半期比11%増の103億ドルで過去最高を更新したほか粗利益率は54%、営業利益は18億ドル、純利益は15億ドルとしている。また、2025年通期売上高も前年比34%増の346億ドル、粗利益率50%、営業利益37億ドル、純利益43億ドルと過去最高業績を達成したとする。

  • AMDの2025年第4四半期GAAPベースおよび非GAAPベースの決算概要

    AMDの2025年第4四半期GAAPベースおよび非GAAPベースの決算概要 (出所:AMD)

また、この第4四半期の売上高にはAMD Instinct MI308の中国向け売上高の約3億9000万ドルが含まれているほか、2025年通期業績には、Instinct MI308に対する米国政府の輸出規制の結果として生じた約4億4000万ドルの純在庫および関連費用が含まれているという。

  • AMDの2025年通期決算概要

    AMDの2025年通期決算概要 (出所:AMD)

複数の事業部門で過去最高の売上高を達成

AMD会長兼CEOのリサ・スー氏は、「2025年はAMDにとって決定的な年だった。強力な実行力と、高性能およびAIプラットフォームへの幅広い需要に支えられ、記録的な売上高と利益を達成できた。高性能なEPYCおよびRyzen CPUの採用加速と、データセンターAIフランチャイズの急速な拡大に牽引され、事業全体で力強い勢いを持って2026年を迎える」と述べている。

第4四半期の売上高を事業部門別で見てみると、データセンター部門は、EPYCの旺盛な需要とInstinct GPUシリーズの継続的な出荷増により、前年同期比39%増の54億ドルと過去最高を更新した。また、2025年通期の売上高もEPYCとInstinct GPUの成長に後押しされ前年比32%増の166億ドルと過去最高を更新したとする。

クライアントおよびゲーミング部門の第4四半期売上高は前年同期比37%増の39億ドルとなり、内訳としては、クライアント事業が同34%増の31億ドルで過去最高を更新したとする。同社によると、主に主力製品であるRyzenプロセッサへの旺盛な需要と継続的な市場シェア拡大が大きいという。一方のゲーミング事業の売上高は同50%増の8億4300万ドルで、セミカスタム製品の売上増とRadeonへの旺盛な需要によるものだとしている。

また、2025年通期の両部門合算の売上高は前年比51%増の146億ドルと過去最高を更新した。クライアント事業単体でも、継続的な収益シェアの拡大と製品ミックスの充実により、前年比51%増の106億ドルと過去最高を更新したとするほか、ゲーミング事業の売上高もセミカスタムASICの好調な販売とRadeonの堅調な需要により、同51%増の39億ドルとなったとする。

このほか、組み込み部門の第4四半期売上高は、複数の最終市場で需要が強まったことにより、前年同月比3%増の9億5000万ドルとなったとするが、2025年通期売上高は前年比3%減の35億ドルにとどまったとしており、同社では2025年初頭の顧客における在庫レベル調整が影響したと説明している。

2026年第1四半期も好調持続の見通し

なお、AMDは2026年第1四半期の売上高について約98億ドル(±3億ドル)と予想している。これには、中国におけるInstinct MI308の売上高(約1億ドル)が含まれている。売上高レンジの中央値は、前年比約32%増となっているが前四半期比では約5%減となっている。