Micronのインド後工程工場が商業生産を2月より開始の可能性

Micron Technologyがインド西部グジャラート州サナンド工業団地に27億5000万ドルを投じて建設を進めていたDRAM/NANDの組み立て/テスト(後工程)工場が、2026年2月より商業生産を開始する見通しであるとインドメディアが報じている

インドでの半導体量産の先陣を切るMicron

グジャラート州政府から割り当てられた37.64haの土地に50万ft2のクリーンルームを有する同工場は2023年9月に着工。経済特区(Special Economic Zone:SEZ)という性質上、法人税の免税や、インド国外からの調達やSEZからの輸出にかかる関税の100%免税などの優遇措置を得ている。

報道によると、インドではMicronを含む4社の半導体工場が試験生産を行っており、その中でもMicronが2月第3週より商業生産を開始する予定だと同国の電子情報技術担当連邦大臣であるアシュウィニ・ヴァイシュナウ氏が語ったという。

同工場は、第2段階での建設が予定されており、全面稼働すると5000人の直接雇用と1万5000人の間接雇用が創出されると予想されている。インド中央政府から投資額の50%の財政支援を受けているほか、グジャラート州政府からも20%に相当する追加インセンティブを受けているという。

また、グジャラート州の乾燥した気候における水の持続可能性への対処として、排水を一切外部に排出せず、100%リサイクルもしくは再利用を可能とする「Zero Liquid Discharge(ZLD:無排水)」技術を取り入れており、将来の半導体工場における環境基準に対応しているという。

なお、インド半導体業界関係者の間では、Micronの同工場がインドの半導体エコシステムの試金石となるとの見方があり、商業生産が成功すれば、ほかのグローバル半導体メーカーもインドを半導体製造拠点とみなす可能性が高まることが期待されるという。