FPGAベースのビデオエコシステムを拡充
Microchip Technologyは、高信頼性、低消費電力、広帯域幅のビデオ接続を求める開発者を支援することを目的に、同社のFPGA「PolarFire」ベースのスマート組み込みビデオエコシステム(組み込みビジョンソリューションスタック)を拡充した事を発表した。
同スタックは、ハードウェア評価用キット、開発ツール、IPコア、リファレンス デザインを組み合わせて提供することで、開発の効率化、セキュリティの強化、開発期間の短縮などを可能とするもの。今回のスタックには、SDI(シリアルデジタルインタフェース)のRx(受信)/Tx(送信)IPコアと高速データ転送が可能なクワッドCXP(CoaXPress)ボードが含まれており、医療診断や低レイテンシの画像処理から、インテリジェント システム向けのリアルタイムカメラ接続などといったアプリケーションに対応できる包括的なビデオパイプラインがサポートされた。
このクワッドCoaXPress対応のFPGAベースソリューションについて同社では、サードパーティIPを必要とせずに、SLVS‑EC(最大5Gbps/レーン)とCoaXPress 2.0(最大12.5Gbps/レーン)間の直接のブリッジ接続を実現できると説明している。一方のSDI Rx/Tx IPコアは、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)準拠の1.5G、3G、6G、12G‑SDI規格のビデオ転送に対応しており、放送機器や組み込み画像処理アプリケーションに利用することが可能なほか、HDMI‑to‑SDIおよびSDI‑to‑HDMIブリッジ機能と4K/8Kビデオ フォーマットもサポートしているため、高解像度と広帯域幅のビデオ転送が求められるプロフェッショナルおよび組み込みアプリケーションを幅広くサポートするこができるともしている。
なお同社では、ソニー製のSLVS‑ECセンサをネイティブでサポートしているため、既存設計で使用していた部品が供給中止になった場合のアップグレードパスとしても活用することが可能だと説明している。
