シチズンファインデバイスは1月16日、「環境にやさしく、安全に配慮したものづくり」をコンセプトとして建設を進めていた山梨県・河口湖事業所内の新棟が完成し、同日に竣工式を行ったことを発表した。

  • 新棟の外観

    シチズンファインデバイス河口湖事業所内に完成した新棟の外観(出所:シチズンファインデバイス)

自動車部品および時計部品の製造を行うシチズンファインデバイスでは、2024年4月より同社河口湖事業所内の新棟建設を開始していた。延床面積が7230m2(シチズン時計マニュファクチャリングの表面処理工程および事務所を含む)にわたる新棟では、同社の主力事業である自動車部品の表面処理工程を集約させ、生産効率の向上を図るとともに、作業者への負担が大きかった工程の自動化を推進しているとのこと。安全性設備の導入や低リスク加工技術への転換により、有害物質との接触リスク低減や作業環境の改善に取り組むなど、安全性の高い工程づくりを実現したとする。

加えて、自然豊かな富士北麓地域に位置する同拠点で持続可能な成長を続けるため、環境負荷物質の代替や環境対応型加工技術の導入を推進しているといい、2027年度までには該当工程における環境負荷物質の使用量(PRTR該当物質取扱量)を35%削減することを目指すとしている。また省エネ機器や太陽光発電設備も導入したとのことで、年間約94MWhの発電量と予測され、年間約38tのCO2排出量削減を見込んでいるとした。

なお今回完成した新棟は、2026年9月以降に順次本格稼働を開始する予定とのこと。シチズンファインデバイスは、今後も工場の自動化やIoTの活用を通じて製造現場のDXを推進し、環境・安全・効率性という3つの柱を軸として、持続可能な未来志向のものづくりを構築するとしている。

  • 竣工式の様子

    1月16日に行われた新棟竣工式の様子(出所:シチズンファインデバイス)