ロームとタタが半導体製造のパートナーシップを締結
ロームとインドのTata Electronics(タタ・エレクトロニクス)は12月22日、インドおよび世界市場に向けた半導体製造に関する戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。
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左からロームの執行役員 マーケティング本部長である髙嶋純宏氏、ロームの取締役 常務執行役員 パワーデバイス事業担当である伊野和英氏、タタ・エレクトロニクスの米国事業プレジデント兼グローバルセールスヘッドであるSteve Ghanayem氏 (出所:ローム)
インド市場向け製品の現地生産を目指す
同パートナーシップは、両社の専門知識とエコシステムを活用して双方のビジネス機会を拡大することを目的としたもので、タタの後工程技術とロームのデバイス技術の融合によるインドにおけるパワー半導体の製造体制構築を進めることを目指すという。また、両社は販売チャネルやネットワークの融合を進め、インド市場において事業機会を共同創出することで、より多くの顧客に付加価値の高いソリューションを提供していくことも目指すとする。
パートナーシップの具体的な取り組みとしては、ロームがインドで開発・設計した「車載向け100V耐圧、300A Nch Si MOSFETのTOLLパッケージ品」をタタが後工程として組み立ておよび検査を担当し、2026年中に量産出荷を開始する予定だとしている。また、将来的には高付加価値パッケージなどの共同開発も進めることも検討するとしているほか、連携によって生産された製品のマーケティング活動も共同で推進していくとしている。
なお、両社では、これらの取り組みがインド政府の掲げる「Make in India」構想、ならびに「Designed in India, Manufactured in India」という理念を体現するものであると説明しており、今回のパートナーシップを通じて、インドの顧客や市場に新たな価値を届ける重要な一歩になるとしている。また、設計・開発と製造をインド国内で完結するエコシステムの構築により、Domestic Value Addition(国内製造による付加価値)を高め、インド市場に最適化された製品の安定供給を実現していくことも目指すともしている。