日本HPは12月16日、AI PCを体験できる展示スペース&カフェ「HP AI Lifestyle Cafe」を六本木ヒルズ内の「Hills Cafe/Space」に期間限定でオープンした。

2022年のChatGPTの衝撃から、AIは毎日のように報じられている。パソコンの世界でもAIはキーワード。現在CPU/GPU/NPUを含めた総計算量が40TOPSを超える「次世代AI PC(IDCの定義)」のプロモーションも多い。今回の「HP AI Lifestyle Cafe」もAI PCを紹介する場となっている。

これに合わせて、説明会が開催された。本稿では、説明会とカフェについてお届けする。

  • 六本木ヒルズ「Hills Cafe/Space」で12月16~25日に開設される「HP AI Lifestyle Cafe」

    六本木ヒルズ「Hills Cafe/Space」で12月16~25日に開設される「HP AI Lifestyle Cafe」

  • HPカラーのそりも用意。開始前にお散歩中の幼稚園児が興味津々……君たちのプレゼントは別のそりです

    HPカラーのそりも用意。開始前にお散歩中の幼稚園児が興味津々……君たちのプレゼントは別のそりです

顧客接点が強化されたHP Directplus

説明会は、HPストア インターナショナル バイスプレジデントのスコット・バースポール氏が挨拶したのち、日本HP 執行役員 HP Store&オムニチャネル事業本部長のイングリット・ファン氏がHP Directplusの取り組みを紹介した。

  • 冒頭あいさつを行うHPストア インターナショナル バイスプレジデントのスコット・バースポール氏

    冒頭あいさつを行うHPストア インターナショナル バイスプレジデントのスコット・バースポール氏

  • 今回のイベント取り組みの背景を説明した日本HP 執行役員 HP Store&オムニチャネル事業本部長のイングリット・ファン氏

    今回のイベント取り組みの背景を説明した日本HP 執行役員 HP Store&オムニチャネル事業本部長のイングリット・ファン氏

「HP Directplus」という名称は日本独自のもので1999年から開始。販売チャネルはhp.com上以外にamazon.co.jp、楽天市場などのモールも使用して、日本HPほぼすべての商品を扱っている。また、hp.com上でのコンタクトセンターとしての役割も担っているという。

運営戦略としてお客様を中心としたオンラインストアを目指しており、今年は「最短当日発送」「チャットによるユーザーサポート」「AI PCをわかりやすくするためにTOPS数をサイトに記載」という変更を行った。「小さなことの積み重ねによって少しでも良い体験を得て欲しい」(ファン氏)

  • HP Directplusの今年の改善点。一部商品は即日出荷も可能で、顧客接点も強化した

    HP Directplusの今年の改善点。一部商品は即日出荷も可能で、顧客接点も強化した

今年のテーマは「お客様の自己実現を支援する」

今年のイベントテーマは「お客様の自己実現を支援する」。昨年の「なりたい自分を起動しよう」をさらに具現化したものだという。

近年、YouTuberやインフルエンサーという新しいタイプのクリエイター、職種が若者の中ではなりたい仕事になっている。つまり「将来の夢は動画クリエイター」というのが今の若者のトレンドとなっている。

動画クリエイターになることは、なりたい自分を具現化する一つの方法だが、編集など地道で時間がかかる工程が不可欠だ。この部分をAI PCのようなハイスペックかつハイパフォーマンスのPCを使うことで、クリエイティブ作業の生産性を大きく向上させるというのが今年のイベントの意図だという。

また、オンライン販売チャネルゆえに現物を見てもらうことができないので、今回はおススメの商品を手に取って使えるようにしている。

目玉コンテンツとして、生成AIを使いこなしているインフルエンサーの協力を得て、バズる企画を作るコツ「AIを動かす魔法の言葉展」というAIプロンプトをテーマにした展示が行われている。

人気クリエイターになるためにはバズる企画を作る作業だけでなく、動画の編集作業も必要となる。高性能パソコンを使うことでこうした作業が時短となり、ひいては「『HPのAI PCがあったから自己実現できた』と言う人が増えれば嬉しい」と、イベントの狙いをファン氏は説明した。

  • HP AI Lifestyle Cafeの狙いは動画クリエイターの企画出しや動画編集にAI PCのようなハイパフォーマンスパソコンをコスパよく提供する訴求。バナーは昨年の渋谷でのもの

    HP AI Lifestyle Cafeの狙いは動画クリエイターの企画出しや動画編集にAI PCのようなハイパフォーマンスパソコンをコスパよく提供する訴求。バナーは昨年の渋谷でのもの

  • HP AI Lifestyle Cafeでは実際にハイパフォーマンスパソコンを触れる機会を提供する

    HP AI Lifestyle Cafeでは実際にハイパフォーマンスパソコンを触れる機会を提供する

  • また、人気インフルエンサーの協力で「AIを動かす魔法の言葉」も展示

    また、人気インフルエンサーの協力で「AIを動かす魔法の言葉」も展示

引き続き日本HP パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部 カテゴリーマネージャーの吉川直希氏が製品概要を紹介した。

内容は個人向けのポートフォリオ紹介とHPのAI PCの特徴と導入メリットであり、本稿では割愛する。なお、昨年からサブブランドを一本化していたが、これがすべての製品に波及する事が紹介された。個人的には「クラシックHPロゴのパソコンがなくなるの?」という感がある。

  • 日本HP パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部 カテゴリーマネージャーの吉川直希氏

    日本HP パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマービジネス本部 カテゴリーマネージャーの吉川直希氏

  • 現在の個人向けPCポートフォリオ。以前は複数のサブブランドを使用していたが昨年からOmniブランドに一本化(ノートPCはOmnibook)。エントリ製品のみHPブランドであったが、来年からOmnibookに一本化するという

    現在の個人向けPCポートフォリオ。以前は複数のサブブランドを使用していたが昨年からOmniブランドに一本化(ノートPCはOmnibook)。エントリ製品のみHPブランドであったが、来年からOmnibookに一本化するという

  • HPの次世代AI PCの特色は独自生成AI機能とPolyのカメラ機能に加えて、ISVとの連携だ。このスライドには載っていないがHPのパソコンはAdobe製品のお試し期間が長い

    HPの次世代AI PCの特色は独自生成AI機能とPolyのカメラ機能に加えて、ISVとの連携だ。このスライドには載っていないがHPのパソコンはAdobe製品のお試し期間が長い

  • HPの次世代AI PC導入のポイント。アイディア出しからAI機能を使用し、ローカルAIによる低コスト、低遅延も魅力的だ

    HPの次世代AI PC導入のポイント。アイディア出しからAI機能を使用し、ローカルAIによる低コスト、低遅延も魅力的だ

くりえみ氏が語るAI PCの未来

説明会の第二部では今回の展示に協力したインフルエンサーのくりえみ氏が加わってのパネルディスカッションが行われた。

  • 総フォロワー数約270万人のインフルエンサーくりえみ氏(中央)と吉川直希氏(右)、日本HP HP Store & オムニチャネル事業本部 デジタル営業本部 本部長の矢田龍生氏によるトークセッションも行われた

    総フォロワー数約270万人のインフルエンサーくりえみ氏(中央)と吉川直希氏(右)、日本HP HP Store & オムニチャネル事業本部 デジタル営業本部 本部長の矢田龍生氏によるトークセッションも行われた

くりえみ氏に「今AI PCをおススメしたい人は?」と質問したところ、次のような答えが返ってきた。

「私の会社にプログラミング経験なし、Webサイトも自分で作ったことがないメンバー2名で、企画・制作・HPプログラミングまで完成させるという教育を行っている。ゲーミングパソコンのようなものではなく、AI PCなら出社せずにリモートワークも可能で、人件費の節約になる。プログラマーでなくてもプログラムが書けることが当たり前になりつつあるので、専門職ではない人が専門職の作業をすることができることが、来年にかけて可能になるんじゃないかなと思っています」

  • くりえみ氏。「日本でのYouTuber第二世代だと思う」という

    くりえみ氏。「日本でのYouTuber第二世代だと思う」という

  • HP PCを体験できるだけでなく、専門家による購入相談会も実施する

    HP PCを体験できるだけでなく、専門家による購入相談会も実施する

「AIを動かす魔法の言葉」「AI PC」が展示、 「魔法のフォトブース」も

昨年は渋谷で開催された「HP AI Lifestyle Cafe」だが、今回はクリエイターにさらに身近な六本木ヒルズとなったという。

今回は3人のインフルエンサーに選んでもらった「AIを動かす魔法の言葉(プロンプト)」紹介。また、各種のAI PCやゲーミングパソコンを実際に触れる環境を用意したほか、生成AIへのプロンプトのボードをもって撮影し、そのプロンプトに合わせた画像をプリントアウトするコーナーも用意している。

  • 今回の目玉は総フォロワー数270万人のインフルエンサー3組が選んだ「生成AIでバズる企画を作るためのプロンプト」

    今回の目玉は総フォロワー数270万人のインフルエンサー3組が選んだ「生成AIでバズる企画を作るためのプロンプト」

  • オンライン販売の場合、実機を触ることができないという事で、人気のAI PCがズラリ。左のOmnibook 7 Aero 13は軽量がウリ、中央のOmnibook X Flip 14は2-in-1で機動性が高く、右のElitebook X Gi1 14は5年間使い放題のeSIM「eSIM Connect」を法人向けに提供とバラエティ豊か

    オンライン販売の場合、実機を触ることができないという事で、人気のAI PCがズラリ。左のOmnibook 7 Aero 13は軽量がウリ、中央のOmnibook X Flip 14は2-in-1で機動性が高く、右のElitebook X Gi1 14は5年間使い放題のeSIM「eSIM Connect」を法人向けに提供とバラエティ豊か

  • これ以外にも座ってチェック可能なAI PCがズラリ。実は冬のキャンペーンを実施しているのでお値段もおトク

    これ以外にも座ってチェック可能なAI PCがズラリ。実は冬のキャンペーンを実施しているのでお値段もおトク

  • ゲーミングPC OMENに加えて、参加のゲーミングギアプロダクトHyper Xも

    ゲーミングPC OMENに加えて、参加のゲーミングギアプロダクトHyper Xも

  • 展示機はIDCが定義する次世代AI PC。いわゆる「Copilot+PC」が中心です

    展示機はIDCが定義する次世代AI PC。いわゆる「Copilot+PC」が中心です

  • 一角に何やら記念写真スペースらしきものが

    一角に何やら記念写真スペースらしきものが

  • 額縁にプロンプト?

    額縁にプロンプト?

  • 魔法のフォトブースとして、これらのプロンプトと撮影することで背景やポーズ豊かな画像が生成されるよう

    魔法のフォトブースとして、これらのプロンプトと撮影することで背景やポーズ豊かな画像が生成されるよう

  • 作例が置いてありました

    作例が置いてありました

  • オリジナルカラーのマウスというのはいまやパソコンメーカーとしては割とフツーですが……

    オリジナルカラーのマウスというのはいまやパソコンメーカーとしては割とフツーですが……

  • HPは周辺機器メーカーを買収して取り込んでいるというのがユニークなところ。Polyのワイヤレスヘッドセットも展示していたが、すでにPolyの技術は最新HPノートパソコンのビデオカメラやマイクに組み込まれている

    HPは周辺機器メーカーを買収して取り込んでいるというのがユニークなところ。Polyのワイヤレスヘッドセットも展示していたが、すでにPolyの技術は最新HPノートパソコンのビデオカメラやマイクに組み込まれている

  • 先のゲーミングパソコンのコーナーにもHyperXの製品紹介があった

    先のゲーミングパソコンのコーナーにもHyperXの製品紹介があった