ENEOS/東京農業大学/名鉄観光サービスの3者が、北海道オホーツクで中学生と高校生を対象とした探究学習プログラムを実施した。プログラムでは、持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)をテーマに、地域の農作物や廃棄物を活用する可能性について生徒が考察した。
魚のあらや内臓、甜菜、スイートコーンなどを活用するアイデアを提案
このプログラムには、恵泉女学園中学・高等学校、昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校、東京都立園芸高等学校、東京農業大学第一高等学校・中等部の4校から計39名が参加。ENEOSによる事前授業でSAFについて学習した後、8月25日から28日にかけて北海道で現地研修を行った。
現地研修では「農業とバイオ燃料原料の関係」などをテーマに、生徒が学校混成のグループで農家や企業を訪問した。現地での体験や関係者との交流を通じ、SAFへの理解を深めたという。研修後、生徒はグループごとにENEOSへプレゼンテーションを実施。北海道の気候や地域課題を踏まえ、魚のあらや内臓、甜菜、スイートコーン、家庭からの廃食油などをSAF原料として活用するアイデアが示されたとのこと。
3者は今後もSAFの普及や温室効果ガス排出削減に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
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編集部メモ SAFは一般的な航空燃料であるケロシンを代替する、(化石由来でない)航空燃料を指す。廃食用油や動植物油脂、木質バイオマス、生活ごみ、藻類、CO2と水素からなる合成燃料などを原料として製造される。航空分野は低炭素・カーボンニュートラルを実現するための最後の壁と言われるが、国際民間航空機関(ICAO)や航空会社は2050年に航空分野でカーボンニュートラルを実現すると宣言しており、SAFの普及がその中心的手段とされる。 |
