Windows Latestは11月20日(現地時間)、「Microsoft says Copilot codes faster than you drink coffee, devs say fix Windows 11 first, like slow File Explorer」において、Microsoftの自賛する投稿に対して開発者たちが即座に拒否したと伝えた。
Microsoftは11月18日(現地時間)、Xへの投稿において「コーヒーを飲み終わる前に、Copilotがあなたのコードを完成させる」と述べ、生成AIのメリットを主張した。しかしながら、これを見た開発者たちが即座に「結構です」との返信を寄せたという。
AI推進に反発の声が広がる
Microsoftは近年、セキュリティ、品質、AI変革を柱とする重点戦略を推進している。AI変革では生成AIを活用した業務効率の改善が推し進められ、コードの自動生成、自立型AIエージェントによるコードレビューなどが開発プロセスに組み込まれている(関連記事:Microsoftの大規模レイオフ、Nadella氏の決意はAI時代への挑戦 | TECH+(テックプラス))。
同社は2025年4月、新規に開発したコードの約3割はAIによって生成されたことを明らかにした。その後もAI比率は拡大しているとみられ、最近のAI OSを宣伝する姿勢はその成功の証と推測される。
しかしながら、Microsoftの思惑とは裏腹に、AIを否定する意見が増加しつつある。Windows Latestはその一例として、@Omnicris氏の次の投稿を取り上げている。
「人々はAIに自分の仕事を書かせたり、ファイルをスクレイピングさせたり、OS内に常駐する監視役のような存在を望んでいない」
人々をサポートし、生活をより豊かにする存在として捉えられてきたAIだが、その導入が広まるにつれて否定する声が大きくなりつつある。
AIパラドックスの可能性があるなら必要ない
Windows LatestはAIパラドックスに遭遇した複数の投稿を掲載し、技術力のある開発者を中心とした「コードの自動生成は不要」との声を伝えている。かつては開発者の存在意義を脅かし、意欲を奪うとされた生成AIだが、現在は業務効率の低下をもたらす厄介者と指摘され始めている。
このように状況の悪化が伝えられるAIだが、可能性は残されている。問題は「AIパラドックス」の存在であり、その元凶となるハルシネーションを完全に解決できれば、開発者の苦情も自然と解決に向かうと予想される。
ハルシネーションの解決についてはAI企業が積極的に取り組んでいる。まだその答えは見えていないが、Microsoftへの反発は課題の解決とともに自然に解消すると推測される。Microsoftには現状の評価を受け入れ、適切な時期に宣伝活動を行うことが望まれている。
