3四半期連続で売上高10億ドルを突破

Armは11月5日、2026年度第2四半期(2025年7-9月)の決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比34%増の11億4000万ドルで、3四半期連続で10億ドルを超えたという。

  • Armの2026年度第2四半期(2025年7-9月)の決算概要

    Armの2026年度第2四半期(2025年7-9月)の決算概要 (出所:Arm)

また売り上げにおけるロイヤリティは、チップあたりのロイヤルティ率が高いArm v9やCompute Subsystems(CSS)などの採用が進んだこと、ならびにデータセンターにおけるArmベースのチップ使用数が増加したことで、同21%増の6億2000万ドルとなったとする。中でも、同社が注力するCSSについては、スマートフォン(スマホ)、タブレット、データセンター向けに各1件ずつ契約が同四半期中に締結され、これにより合計11社から19件のライセンスが締結されたことになり、このうち5社がすでにチップの出荷を開始済みだとしている。例えば、Samsung Electronicsは同社のスマホ向けSoC「Exynos」にCSSを活用する予定としており、Armではこの取り組みにより、Androidスマホのトップ4ベンダがCSSを活用した半導体を搭載した端末を市場に展開することになるとしている。

  • ロイヤリティの事業概況
  • ロイヤリティの事業概況
  • ロイヤリティの事業概況
  • ロイヤリティの事業概況 (出所:Arm)

なお、同社は同四半期にクライアント向けCSS「Lumex」を発表。第1弾となる「Arm Scalable Matrix Extension 2(SME2)」を搭載した次世代CPU「Arm C1」はAI性能が最大5倍高速化しつつ、消費電力を最大1/3倍に抑制することを可能とするほか、次世代GPU「Mali G1-Ultra」との統合により、前世代比でAIおよびグラフィックス性能が最大2倍に向上するとし、すでにパートナー各社が採用を進め、例えばMediaTekもOppoやvivoの主力スマホ向け次世代チップへの活用を目指しているとする。

このほか、2025年中に大手ハイパースケーラーに導入されるCPUとしてのArmのシェアが50%近くまで拡大する予想を示しており、今後もAIデータセンターにおけるArmの地位強化が進んでいくとの見通しを示している。