インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月15日、クラウド型データベースサービス「IIJマネージドデータベースサービス」において、新たに「PostgreSQL」の提供を開始した。提供価格はPostgreSQL(2vCPU/6GB構成)の場合で月額77,000円から。

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Oracle Database/Microsoft SQL Serverとあわせて3つから選択可能に

同サービスでは「Oracle Database」「Microsoft SQL Server」の提供を行っており、それに「PostgreSQL」が追加される形になる。

今回追加されたPostgreSQLのエンタープライズ版は、OSSのPostgreSQLをベースに、エンタープライズ向けにセキュリティや信頼性、サポートを強化した高品質なデータベース機能をフルマネージドで提供するもの。総務省や経済産業省が定めるクラウド利用のための情報セキュリティマネジメントガイドラインに準拠し、データ保護や監査機能、暗号化対応などの高度なデータセキュリティ要件に対応しているという。

主な機能として、透過的データ暗号化、ポリシーに基づくログイン管理、監査ログの分離保存、アクセス管理を簡素化する機密管理機能などを備える。オンプレミス環境のPostgreSQLからの移行が容易で、移行後も従来の操作性を維持できる点が特徴とされる。また、商用製品と比較してライセンス費用を抑えられるメリットもある。

なお、IIJマネージドデータベースサービスの東日本リージョンでは、これまで「Oracle Database」のみを提供していたが、今回の追加にあわせて「Microsoft SQL Server」の提供も開始。標準バックアップ機能を拡張し、バックアップスケジュールや世代数を指定できるようになった。