将来の自動テストに対応可能なモジュール型システムを発表
テクトロニクスは9月16日(米国時間)、将来の自動テストに対応可能なモジュール型システム「MP5000シリーズ・モジュラ・プレシジョン・テスト・システム」をケースレーブランドとして発表した。
同システムは、モジュール型システムとして1Uメインフレーム内に高精度ソースメータ・モジュール(SMU)とプログラマブル電源モジュール(PSU)を柔軟に組み合わせることができ、最新の検証や生産ワークフローが求める高い適応性と拡張性を提供することを可能としたもの。今回のリリースでは、1Uメインフレーム「MP5103型」、60Vの2チャンネルSMUモジュール「MSMU60-2型」ならびに2チャンネル50Wのバイポーラ電源モジュール「MPSU50-2ST型」が発表された。
SMUモジュールは、100fAの分解能と高速キャプチャのための1MSa/sのサンプリング速度を備えているほか、一方のPSUモジュールは、チャンネルあたり最大50Wを供給し、バイポーラ出力が可能で、高度な保護機能も備えているとする。
最大で32台のメインフレームを接続可能
加えて、メインフレームごとに最大6つの独立したチャンネルを構成し、最大で32台のメインフレームを接続することができ、緊密に同期された高スループットのマルチ・サイト・テスト・システムを構築することができるほか、モジュールの脱着は簡単で、数分で追加・交換できるため、最小限のダウンタイムで機能の拡張や、個々のチャンネルのメンテナンスが可能になるとする。また、自動化機能を内蔵しており、テスト・スクリプト・プロセッサ(TSP)により、PCと計測器間の遅延を最小化し、ラック間でマイクロ秒未満の同期を実現できるほか、Python、LabVIEW、およびIVIドライバと統合することも可能だとする。さらに、モジュールのみの校正、独立したスロット電源制御、Webブラウザ経由での可視化により、ダウンタイムを少なくして、システム全体の稼働を効率的に維持し、稼働時間の最大化を図ることも可能だとしている。
2026年には200V SMUモジュールの投入を計画
なお、同社では現在、より高いパルス性能を備えた200V SMUモジュールの開発は進めており、2026年初頭に市場投入する計画とするほか、SMUとして大電流、低電流、パルサーなどのリリースも予定しているという。一方の電源についても、100W/300W精密、特殊モジュールなどのリリースを予定しているという。
同システムはすでに受注を開始しており、MP5103メインフレームとMPSU50-2ST型電源モジュールは10月より出荷を開始する予定、MSMU60-2型 60V SMUモジュールは11月より出荷を開始する予定だという。

