中国の大手テクノロジー企業が、中国政府からの強い反対にもかかわらず、NVIDIA製のAIチップの購入に強い意欲を示しているという。

中国企業は「B30A」の開発を注視

米国によるAIチップの対中輸出規制を受け、中国政府は米国製チップ依存からの脱却を戦略的に進めている。Huawei(ファーウェイ)、Cambriconなどが開発を進めており、8月末には中国が2026年にはAIチップの生産量を現在の3倍にする目標を掲げていることが報じられた。

だがReutersの報道によると、Alibaba(アリババ)、ByteDance、Tencentといった中国の大手テック企業は、NVIDIA製のチップに高い関心を示しているという。

7月に米政府はNVIDIAの「H20」およびAMDの「MI308」のライセンス承認が降りたことから、これらチップの中国市場での販売が再開されており、これら企業はH20の注文処理状況について確認を求めているという。

さらに強力な次世代のNVIDIA「B30A(仮称)」についても、開発計画を注視しているという。B30Aは、現在1万~1万2000ドルで販売されているH20の約2倍の価格になる見通しだが、中国企業はこの価格設定を妥当と評価している。関係者によると、B30AはH20の最大6倍の性能を持つとされる。

これらのチップはいずれも、米国の輸出規制に準拠するために特別な仕様となっており、中国国外で販売されるモデルよりも性能は劣化する。9月4日付のReutersが報じている。