TrendForceによると、2025年第2四半期のDRAM市場の売上高は前四半期比17.1%増の316億3000万ドルとなったという。

成長のけん引役は、従来型DRAMの契約価格の上昇と堅調な出荷量の増加、HBMの数量増加などとしている。また、PC OEM、スマートフォン(スマホ)メーカー、CSP(クラウド・サービス・プロバイダ)からの調達が進んだ結果、DRAMサプライヤの在庫消化が進み、ほとんどの製品の契約価格がプラス圏に戻ったことも要因として挙げている。

  • 2025年第2四半期のDRAMベンダ売上高

    2025年第2四半期のDRAMベンダ売上高 (出所:TrendForce)

DRAMサプライヤ各社の動向

売上高トップはSK hynixで、同四半期は目標を上回るビット出荷量を達成したという。しかし、低価格帯に位置づけられるDDR4の出荷シェア増加により、平均販売価格(ASP)の伸びが抑制されたとする。その結果、売上高は前四半期比25.8%増の122億3000万ドル、シェアは38.7%となりトップの座を確保したとする。

2位はSamsung Electronicsで、平均販売価格(ASP)、ビット出荷量ともに微増を達成し、売上高は同13.7%増の103億5000万ドルとしたものの、シェアは32.7%と前四半期比で1ポイント減とした。3位はMicron Technologyで、ビット出荷量が増加したものの、DDR4の比率が上昇したためASPが抑制された結果、売上高は同5.7%増の69億5000万ドルと伸びたものの、シェアは2.3ポイント減の22%となったとする。

4位以下は台湾サプライヤ勢となるが、上位3社が生産を先端プロセスにシフトしたことで生じた需要を補う形で成長を果たしたという。4位の南亜科技(Nanya)は、PC OEMおよびコンシューマ顧客からの在庫補充に支えられる形で出荷が伸びた結果、ASPの低下を相殺した結果、売上高は同56%増の3億4100万ドル、シェアは1.1%となったとする。

5位のWinbondも出荷量の増加と安定したASPにより、売上高は同24.9%増の1億8000万ドル、シェアは0.6%としている。6位のPowerchip Semiconductor Manufacturing(PSMC)は自社生産のコンシューマDRAM(受託製造を除く)だけを見た場合、顧客の在庫補充の恩恵を受ける形で売上高は同86.4%増の2000万ドルとなったとする。ただし、ファウンドリサービスを含めると、顧客によるアウトソーシング需要の回復が緩やかだったため、売上高は同2.9%減となったという。