ASEがWIN Semiconductorの工場を買収

台湾ASEホールディングスの子会社でOSATのAdvanced Semiconductor Engineering(ASE)が、台湾の化合物半導体ファウンドリであるWIN Semiconductorsが高雄市に有する半導体製造工場および関連施設を65億NTドルで買収すると複数の海外メディアが報じている

それらによると、ASEは高まる先端パッケージへのニーズに対応することを目的に、生産能力の拡充に向けて今回の買収を決定したという。また、WIN Semiconductors側も向上と設備の売却について資産の最適化と運転資金の増強を目的としたもので、この取引で19億4000万NTドルの利益が得られるとしているという。

先端パッケージの生産能力拡充に注力するASE

ASEは近年、TSMCと提携し、HPCやAI半導体で活用されているTSMCの先端パッケージング技術であるCoWoSへの対応を強化しており、2024年6月には高雄市にて2026年第4四半期の完成に向けた新工場「K28」の建設を発表するなど、今回の買収以前から生産ライン拡充に向けた投資を行ってきた。

また、2025年末までに2億ドルを投じた600mm×600mmのファンアウトパネルレベルパッケージング(FOPLP)生産ラインが同じく高雄市で試作生産を開始する予定ともしている。

なお、現在、先端パッケージングに強みを発揮するASEはOSATでトップシェアを有しているが、これらの先端パッケージングへの投資がさらにそのポジションを堅固なものにするものとみられている。