InfineonとInnoscienceのドイツにおけるGaN訴訟はInfineonの勝訴

Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は8月1日、独ミュンヘン地方裁判所(Landgericht München I)が同日付で、同社と中Innoscience(Zhuhai)Technologyとの間におけるGaN技術に関する特許侵害訴訟の第一審判決として、Infineonの主張を認める判決を下したことを明らかにした。

この訴訟は、Infineonが特許を取得しているGaN技術をInnoscienceが無断で使用したか否かを争うもので、今回の判決はミュンヘン地方裁判所が、InfineonがInnoscienceを提訴した特許侵害訴訟において、Innoscienceがドイツ国内で販売しているGaN製品がInfineonの特許を侵害していると判断したこととなる。

Innoscienceのドイツでの製品販売の差し止めへ

具体的な判決内容としては、Innoscience側にドイツにおける侵害製品の製造、販売、および販売促進活動を禁じたほか、Innoscienceに対してInfineonへの損害賠償金支払いも命じたという。

Infineonでは、今回の判決について、自社のGaN技術への貢献の価値と、市場における公正な競争を確保するための継続的な取り組みを評価したものだと説明しており、同社のGaNビジネス ライン責任者兼シニア バイス プレジデントであるヨハネス ショイスヴォール(Johannes Schoiswohl)氏は「この判決は、Infineonの知的財産の強さを証明するものであり、知的財産権侵害に対して断固として対応していくという当社の姿勢を改めて明確にしたものです」とコメントしている。

なお、Infineonによると、同社は約450件のGaN特許と有しているという。GaN技術を活用したパワー半導体/パワーデバイスは、近年、USB-PDを活用した充電器への採用で爆発的に普及しているが、より高耐圧な製品も登場してきており、再生可能エネルギーシステムやデータセンター、産業オートメーション、電気自動車(EV)などでも高性能かつエネルギー効率の高い電力システムを実現する上で重要な役割を果たすようになってきている。