最大140Wの充電を可能とするUSB-PDコントローラをNexperiaが発売

Nexperiaはコンシューマ用USB充電器市場向けに最大18~140Wの充電設計をサポートする、新たなUSB Type-C/ USB Power Delivery(USB-PD)コントローラICシリーズ製品として「NEX52041」および「NEX52080」を発表した。

  • 「NEX52041」および「NEX52080」

    最大140Wの充電に対応するUSB Type-C/ USB Power Delivery(USB-PD)コントローラICシリーズ「NEX52041」および「NEX52080」のパッケージ外観 (出所:Nexperia)

NEX52041は16KB、NEX52080は32KBのMTP-ROMを搭載したMCUが組み込まれているため、カスタマイズ機能の設計と更新における高い自由度を提供。将来のUSB規格への継続的な準拠に必要なファームウェア更新も容易に行うことを可能としており、各種充電プロトコルへの互換性を活用することで、USBポートを介して幅広いメーカーのスマートフォンやノートPC、その他のデバイスでの充電を可能にするという。また、USB PD以外にも複数のD+/D-ベースの急速充電プロトコルをサポートしているため、新旧デバイスとの互換性も提供するともしている。

外部部品削減を可能とする最大30Vの過電圧耐性を有するコネクタピンを採用

また、2製品ともにコネクタピンは最大30Vの過電圧耐性を有しているため、保護のための外部部品が不要となり、最低限の外部部品だけでシステムを構成できるため、部品コストの削減と安定した性能の確保が可能になるとするほか、フォトカプラを使用するアプリケーションをサポートするために定電圧(CV)と定電流(CC)の制御ループを実装しており、さまざまなDC/DCまたはAC/DCコンバータとの相互運用を可能としているとする。このため設計者は、同社のAC/DC、MOSFET、GaN、TVS/ESD製品と組み合わせることで、さまざまなUSB充電器アプリケーションで使用するターンキー・ソリューションを迅速に実装することができるようになるという。

なお、2製品ともにシングルポートUSB PDコントローラで、4mm×4mmのQFN-16ならびにQFN-24パッケージにて提供される。同社では、必要十分な数のプログラマブルGPIOとI2Cインタフェースを介してマルチIC通信をサポートするため、マルチポート充電器においてスマートな電力分配が可能であり、システム消費電力の面でも余裕を生むことができるようになると説明している。