OKIは6月19日、ものづくり企業が経営指標改善に向け検討する“持たない経営”を支えるため、「製品群」「共通工程」「工場」の3種にわたる「まるごとEMS(設計生産受託)」サービスの提供を開始することを発表した。

  • 「まるごとEMS」サービスの概要図

    「まるごとEMS」サービスの概要図(提供:OKI)

工場コスト削減の行き詰まりで“持たない経営”への転換が加速

少子高齢化や生産年齢人口の減少による人手不足や人件費の高騰、不安定な為替変動や地政学リスクに起因した生産能力国内回帰の動き、そしてハイスピードな市場への対応に必要な短期間での製品開発加速など、製造業を取り巻く環境は急速に変化し続けており、各企業には数多くの対応が要求されている。加えて、成長分野とコア事業の両軸での人材育成や最新技術への投資、あるいは老朽化した設備の更新も必要とされており、生産のすべてを自社で揃える“自前主義”の限界が近づくとともに、企業それぞれの課題に合わせた革新的な経営効率向上が求められている。

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