筑波大学は6月12日、同大学が現在単独で運用するスーパーコンピュータ(スパコン)「Pegasus」に加え、東京大学 情報基盤センターと共同運営する最先端共同HPC基盤施設のスパコン「Miyabi」など複数のシステムを運用する中、2026年2月28日に「ユニファイドメモリ型」を特徴とするNEC製の新型スパコンを導入する予定であることを明らかにした。
開発効率向上に貢献する新型スパコンを導入
今回導入されるNEC製の新型スパコンは、ユニファイドメモリ型である点が最大の特徴だ。従来のコンピュータでは、CPUとGPU(演算加速装置)がそれぞれ独立したメモリ(CPUはメインメモリ、GPUはVRAM)にアクセスしていた。それに対してユニファイドメモリ型は、CPUとGPUが同一のメモリ空間を共有し、両者から透過的にアクセスできる仕組みを持つ。