J-オイルミルズは6月9日、大阪大学(阪大)大学院 工学研究科の東森充教授と共同で開発した、ヒトの咀嚼過程を再現する「咀嚼シミュレータ」に、液体を添加する新機能を搭載し、“口どけ感”の可視化を可能にしたことを発表した。

  • 咀嚼シミュレータ

    咀嚼シミュレータに液体添加ノズルが追加された(出所:J-オイルミルズ)

唾液を含む咀嚼を再現し食品の“口どけ”を再現

食品のおいしさには、味や香りだけではなく、歯ごたえ・弾力・舌触りなどの食感が大きく影響するため、食感を定量的に評価することは食品開発において重要となる。しかし、従来行われてきた食品の硬さや弾力を測定する力学試験では、咀嚼初期(数噛み程度まで)の物性しか計測できないため、ヒトの咀嚼過程で変化するさまざまな食感が評価できないという課題が残されていた。

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