Windows Latestは6月5日(現地時間)、「You can now mirror Android's screen to Windows 11 from the Start menu」において、Windows 11のスタートメニューにAndroidデバイスの画面をミラーリングできる新機能が追加されたと伝えた。
この機能はスマートフォン連携(Phone Link)パネルの機能拡張によって利用可能になったもので、現在Windows Insiderプログラムのすべてのチャネル向けに展開されている。
「スマートフォン連携パネル」をリリース
スマートフォン連携(Phone Link)は、Windows PCとiPhoneやAndroidデバイスをシームレスに接続し、無線経由で画面操作やファイル共有ができる機能。Microsoftは2025年5月の月例更新プログラムで、このスマートフォン連携をスタートメニューに統合した「スマートフォン連携パネル」をリリースした。
これによって、スタートメニューの右側にスマートフォン連携のためのフローティングパネルが表示され、スマートフォン連携アプリを開かなくても、接続したスマホの写真やメッセージにすぐにアクセスできるようになった。
アプリを開かなくてもスタートメニューでミラーリングできる
Microsoftは最近のアップデートで、このスマートフォン連携パネルを拡張し、Androidデバイスの画面をミラーリングして表示できるようにした。画面のミラーリングは、これまではスマートフォン連携アプリでのみ利用可能で、スタートメニューのパネルではサポートしていなかった。
この機能を利用するには、AndroidデバイスとPCがスマートフォン連携アプリで接続されている必要がある。連携済みの場合、スタートメニューのスマートフォン連携パネルに表示されるデバイス名をクリックするだけで画面のミラーリングが開始する。
ミラーリングがスムーズに稼働することを確認
Windows Latestでは、S23、S22 Ultra、その他のSamsung製スマートフォンでこの画面ミラーリング機能をテスト、非常にスムーズに動作することを確認したという。さらに、スマートフォン連携パネルには「ファイル送信」ボタンが追加され、PCからスマートフォンへのファイル転送が容易になったことも伝えている。
この機能を利用すると、ユーザーはファイルエクスプローラーから直接ファイルを選択して、スマートフォンに送信できる。ただし、現時点ではフォルダーの転送には対応していない。
スタートメニューのスマートフォン連携パネルによる画面ミラーリングは、現在Windows Insiderプログラムのすべてのチャネル向けの最新ビルドで展開中である。このまま問題が発生しなければ、間もなく一般ユーザー向けにも提供される見込みとなっている。