SCREEN PE ソリューションズ(SCREEN PE)は5月29日、ミドルレンジパッケージ基板向け直接描画装置「LUPIOS」を新たに開発し、10月より販売を開始することを発表した。
近年ではAIなどの技術が普及するのに伴い、データセンター向けサーバー、PC、自動車、スマートフォンなどのエレクトロニクス関連アプリケーションにおいても、AI技術を基盤とした技術やソフトウェアの開発が進んでいる。そうした流れに付随し、パッケージ基板に対しても、ハイエンドだけでなくミドルレンジ領域への需要がますます増加しており、品質の安定性や生産効率向上を求める声が高まっているという。
そうした業界ニーズを背景として、SCREEN PEは、ミドルレンジパッケージ基板向け直接描画装置のLUPIOSを開発。ソルダーレジスト向け直接描画装置として高いシェアを誇る同社の「Lediaシリーズ」の基本技術を踏襲しつつ、独自のキャリブレーション機能による高い描画位置精度、および新開発の露光ヘッドによる高い生産性を実現したとする。
SCREEN PEは、10月に発売を開始するLUPIOSの展開により、ハイエンドパッケージ向けの「Ledia 8F」「Ledia Qs」と併せ、パッケージ基板用途向けにおける一貫したソリューションの提供が可能となり、設備の運用効率向上に寄与するとした。そして同社は、成長が続くパッケージ基板市場の多様なニーズに応え、業界全体のさらなる発展を牽引するとしている。