Agoopは、人の流れを動画で比較・分析できるサービス「Kompreno」(コンプレノ)のメジャーアップデートを実施したと5月26日に発表。新たに「流出入分析機能」と「混雑ランキング機能」を備え、指定エリアへの人の流入・流出の傾向や混雑状況をランキング形式で可視化・分析できるようにした。

  • 指定したエリアにおける人の流れを「エリア流入者」と「エリア流出者」に分けて識別できる「流出入分析機能」

    指定したエリアにおける人の流れを「エリア流入者」と「エリア流出者」に分けて識別できる「流出入分析機能」

「Kompreno」は、指定した施設や観光地、市区町村などにおける人の動きを動画で可視化し、出店戦略の策定や都市開発、観光、防災など幅広い分野での意思決定を支援するサービス。

流出入分析機能は、指定したエリアにおける人の移動を「エリア流入者」と「エリア流出者」に分けて識別できるもので、「どこから来たのか」「どこへ向かっているのか」といった人の移動傾向の詳細把握を可能にする。

混雑ランキング機能は、エリア内の混雑状況をメッシュ単位でランキング表示することで、人の集中するエリアを直感的に把握できるようにする。

このほか、ユーザーインタフェースも改善。同一時間帯のデータをまとめて表示する機能、移動手段をアイコンで表示する機能のほか、従来の「年月日」に加え、「時・分」単位での滞在時間指定ができるようにした。これにより、特定の時間帯に絞った分析が容易になり、視認性も向上したとしている。

  • メッシュ単位の混雑状況をランキング形式で表示する「混雑ランキング機能」

    メッシュ単位の混雑状況をランキング形式で表示する「混雑ランキング機能」